ボッシュチャイナとテンセント、スマートモビリティ分野で戦略的提携

ボッシュチャイナが9月27日、スマートモビリティのためにテンセントと戦略的提携を結んだことを発表した。

これまでにもボッシュは、スマートモビリティ、スマートホーム、コネクテッドインダストリーズなどを手掛けている。またIoTの継続的な開発を可能にするために、AIに向けた取組みを行っている。

今回の提携の調印式は、9月26日から10月5日まで開催していた北京国際自動車展示会(北京モーターショー)のボッシュのブースで行われた。ボッシュチャイナとテンセントは、モビリティのデジタル化を推進する共同の取り組みとして、ボッシュチャイナとテンセントはIoTや人工知能などの分野で幅広く協力する。

覚書によると、モビリティ分野のデジタル化の一例として、OEM向けソリューションの開発、インテリジェント・ビークルやコンテンツ、自動運転における付加価値サービスの提供などを挙げている。

ボッシュチャイナの副社長であるXu Daquan博士は、以下のように述べている。「従来の車両からユーザー中心のスマートモビリティまで、自動車業界はさらなる破壊的な変化を経験している。モビリティセクターは、規模と範囲が拡大し続けると見込まれている。これには、テクノロジーの継続的な革新と適用だけでなく、モビリティエコシステム全体での相互接続性と業界パートナー間のコラボレーションと共有が必要だ。」

テンセントオートインテリジェンスのZhong Xuedan副社長は、以下のように述べている。「自動車業界のデジタル変革は、『人を中心とした』段階に移行した。パートナーがコネクテッドから自動運転、高度道路交通まで、安全で効率的で楽しいモビリティサービスを提供できるように、テンセントは支援する。ボッシュとともに産業革新を加速させ、スマートモビリティの新たな価値を共同で創造していきたいと考えている。」

なお今回の戦略的提携は、ボッシュのデジタルトランスフォーメーションとアップグレードの加速、テンセントの業界ソリューション革新のための強固な基盤確立も期待されている。

調印式

© 株式会社自動車新聞社