コレア2本塁打4打点 アストロズが地区シリーズ初戦を制す

【アストロズ10-5アスレチックス】@ドジャー・スタジアム

ドジャー・スタジアムで行われたアストロズ対アスレチックスの地区シリーズ第1戦は、4回までに両軍合わせて5本塁打が飛び出す空中戦となり、2点ビハインドの6回表に4点を奪ったアストロズが10対5で逆転勝利。4年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出に向けて好スタートを切った。カルロス・コレア(アストロズ)は2本塁打を含む3安打4打点の大活躍。アメリカン・リーグの選手がポストシーズンで2本塁打以上かつ4打点以上の試合を2度記録するのはベーブ・ルースに続いて史上2人目の快挙となった。

アストロズはワイルドカード・シリーズ(対ツインズ)で出番のなかったランス・マカラーズJr.、アスレチックスはワイルドカード・シリーズ第2戦(対ホワイトソックス)で好投したクリス・バシットが先発。2回裏にクリス・デービスが右中間へ1号2ラン、3回裏にはショーン・マーフィーがセンターへ1号ソロを放ち、アスレチックスが3点を先行した。

アストロズは4回表にアレックス・ブレグマンが1号ソロ、コレアが1号2ランを放ち、すぐさま3対3の同点に。しかし、アスレチックスは4回裏にマット・オルソンが勝ち越しの1号ソロを放ち、5回裏には三塁ブレグマンの悪送球も絡んで一死三塁のチャンスを作り、マーク・キャナの犠飛でリードを2点に広げた。

アストロズ打線が本領を発揮したのは6回表だった。二死から遊撃マーカス・セミエンのエラーをきっかけに一・二塁のチャンスを迎え、ジョージ・スプリンガーのタイムリー二塁打で1点差。ホゼ・アルトゥーベの2点タイムリーで試合をひっくり返し、マイケル・ブラントリーにも三者連続となるタイムリーが出て2点のリードを奪った。

その後、7回表にコレアがこの試合2本目のアーチとなる2号ソロを放ち、9回表にはコレアのタイムリーとユリ・グリエルの犠飛で2点を追加してダメ押し。コレアが2本塁打を含む3安打4打点の大活躍を見せたほか、リードオフマンのスプリンガーも4安打と気を吐いた。また、ブレグマンは4年連続で10月5日(現地時間)に本塁打を放つという快挙を成し遂げた。

先発のマカラーズJr.が5回途中8安打5失点(自責点4)で降板したアストロズは、4人のリリーバーが合計5イニングを無安打無失点に抑え、2番手のブレイク・テイラーが勝利投手に(1勝0敗)。一方のアスレチックスは自慢のブルペンがリードを守れず、4失点(自責点0)を喫した3番手のJ・B・ウェンデルケンが敗戦投手(0勝1敗)となった。

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