スタントンが止まらない 4試合連発でゲーリッグ&レジーに並ぶ

ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)の勢いが止まらない。日本時間10月7日、レイズとの地区シリーズ第2戦(ペトコ・パーク)に「5番・指名打者」で先発出場しているスタントンは、最初の2打席で2号ソロと3号3ランを連発。ワイルドカード・シリーズから4試合連発となり、ポストシーズンでの4試合連続アーチはルー・ゲーリッグ(1928~32年)とレジー・ジャクソン(1977~78年)に並ぶ球団史上3人目の快挙となった。

ゲーリッグとジャクソンは複数年のポストシーズンに跨って4試合連続アーチを達成しているため、単年のポストシーズンに限ればスタントンが球団史上初となる。第2打席の3号3ランは飛距離458フィート(約139.6メートル)、初速118.3マイル(約190.4キロ)を計測。「Statcast」による計測が開始された2015年以降、ポストシーズンで「最速」の本塁打となった。

また、単年のポストシーズンで最初の試合から4試合連続アーチを記録したのはジェフリー・レナード(1987年)とフアン・ゴンザレス(1996年)に次いで史上3人目。もし明日の第3戦でも本塁打を放てば初の快挙となる。なお、単年のポストシーズンの最初の4試合で5本塁打を放ったのはゴンザレスとスタントンの2人だけである。

スタントンは今年のポストシーズンで記録した5本のヒットがすべて本塁打。試合は4回終了時点でレイズが1点リードの接戦となっており、スタントンのバットが試合の流れを変えることになるかもしれない。

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