パドレス 復帰即先発のクレビンジャーが2回途中で降板

パドレスはワイルドカード・シリーズを欠場した先発二枚看板のうち、マイク・クレビンジャーが地区シリーズのロースター入りを果たし、日本時間10月7日の第1戦に先発。しかし、2回裏先頭のコディ・ベリンジャーに2球を投じたところでマウンドを降りた。パドレスは今のところ、クレビンジャーの早期降板の理由を明らかにしていないものの、故障が再発したと見られている。

先発二枚看板のクレビンジャー(右肘痛)とディネルソン・ラメット(右上腕二頭筋の張り)のコンディションをロースター提出期限ギリギリまで見極め、クレビンジャーのみロースターに登録することを決断したパドレス。ジェイス・ティングラー監督は試合当日になってクレビンジャーを第1戦の先発投手に指名したが、クレビンジャーの登板はわずか24球で終了した。

初回は速球が最速96.9マイル(約155.9キロ)を計測するなど以前と変わらないピッチングを見せていたクレビンジャーだが、2回裏先頭のベリンジャーに投じた初球は90.9マイル(約146.3キロ)。2球目のスライダーは低めに外れ、ここでティングラーとトレーナーのマーク・ロゴウがダグアウトを出てマウンドへ行き、クレビンジャーは2人に付き添われてマウンドを降りた。

ティングラーは試合中のインタビューで「現時点ではよくわからない。彼はトレーナーや医療スタッフのチェックを受けているところだ」とコメント。パドレスは2回表の攻撃でドジャース先発のウォーカー・ビューラーに33球を投げさせたため、ティングラーは「攻撃が長引いたことが影響したのかもしれない」と推測した。

第2戦以降の先発投手をまだ発表していないパドレスは、先発投手のコマ不足に悩まされており、クレビンジャーが再び離脱するようなことになればダメージの大きさは計り知れない。なお、クレビンジャーの早期降板を受けて、メジャー未経験の新人左腕ライアン・ウェザースが3回裏途中から3番手として登板し、メジャーデビューを果たしている。

© MLB Advanced Media, LP.