ドジャースが初戦を制す 5回までノーヒットも逆転勝利

【パドレス1-5ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ナショナル・リーグの地区シリーズが日本時間10月7日に開幕し、ワイルドカード・シリーズでブリュワーズを破ったドジャースは、カージナルスを破って勝ち上がってきたパドレスと対戦。ナショナル・リーグ西部地区の1位と2位による直接対決の初戦は、5回までノーヒットに抑えられていたドジャース打線が6回裏に一挙4得点と爆発し、ドジャースが5対1で勝利した。

パドレスがマイク・クレビンジャー、ドジャースがウォーカー・ビューラーの先発で始まった一戦は、クレビンジャーが2回途中でマウンドを降りるなど波乱含みの幕開けとなった。両軍とも毎回のように走者を出しながらも無得点が続いたが、4回表にパドレスが二死二塁のチャンスを作り、オースティン・ノラのタイムリーで1点を先制。無安打に抑えられていたドジャースは5回裏に2つの四球で二死一・二塁とし、二塁ジェイク・クロネンワースの送球ミスの間に同点とした。

6回裏、ドジャースは一死からクリス・テイラーが四球で出塁し、ムーキー・ベッツがチーム初安打となる二塁打を放って二・三塁のチャンス。ここでコリー・シーガーがレフトへの犠飛を放って勝ち越しに成功すると、ここから打線がつながり、ジャスティン・ターナーとコディ・ベリンジャーのタイムリー、パドレス8番手のクレイグ・スタメンの暴投により一気にリードを4点に広げた。

ドジャースはビューラーが4回1失点で降板したあと、2番手のダスティン・メイが2イニングを打者6人で抑えるパーフェクト・リリーフ。7回以降は3番手のビクトル・ゴンザレス、4番手のブレイク・トライネン、5番手のケンリー・ジャンセンが無失点に抑え、5対1で逃げ切った。

好リリーフを見せたメイが勝利投手(1勝0敗)となり、敗戦投手はパドレス6番手のギャレット・リチャーズ(0勝1敗)。5回までノーヒットに抑えられていたドジャースだったが、勝負どころで見事な集中打を見せ、地区シリーズ初戦を白星で飾った。

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