台風14号 南大東島に接近 日曜にかけて太平洋側で大雨

 強い勢力の台風14号は、沖縄県南大東島の東海上を北上している。日曜日にかけて太平洋沿岸を進む見込みで、長い時間の大雨に警戒が必要だ。

 台風14号は、7日水曜午後10時時点で南大東島の東北東およそ270kmの海上にあって、北西に進んでいる。8日木曜朝にかけて、南大東島に最も近づく見込みだ。

 台風の速度が遅いため、沖縄や奄美・九州南部などでは影響が長引くとみられる。金曜日ごろにかけて暴風や高波に警戒が必要だ。

 台風は、今後北寄りに進路を変えて、金曜夜には強い勢力のまま九州の南東沖、その後は東寄りに進路を変えて、日曜日にかけて太平洋沿岸を進むとみられる。

 台風の北側には秋雨前線があるためすでに広い範囲で雨となっていて、台風が東へ抜ける日曜日にかけて雨が降り続くため大雨が予想されている。

 四国から関東にかけては、木曜に100ミリ以上、金曜に200ミリ以上の雨が予想されていて、その後さらに雨量は増えるとみられる。土砂災害や河川の増水などに警戒が必要だ。

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