強い台風14号は8日（木）の午前4時には沖縄県の南大東島の北東にあって、時速約20キロで北西へ進んでいる。台風は発達しながら進路を北よりに変え、8日に奄美地方に接近し、その後9日（金）は西日本へ接近する見込み。その後進路を次第に東よりへと変え、10日（土）以降は東日本に接近し、上陸するおそれがある。高波には厳重警戒、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

暴風・高波

　奄美地方では非常に強い風が吹き、沖縄地方や九州南部・奄美地方では大しけとなっている所がある。台風の接近に伴い、9日にかけて奄美地方、西～東日本では非常に強い風が吹き、九州南部・奄美地方や四国地方では猛烈なしけとなる。

大雨・雷・突風

　台風の北上により日本の南の前線の活動が活発となり、西～東日本では大気の状態が非常に不安定となる。局地的には非常に激しい雨の降る所がある見込み。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。