ベンチャー支援 神奈川県が資金調達サイト 11月開設

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 神奈川県は9月28日、県内に拠点を置くベンチャー企業などを支援するため、インターネット上で少額の資金を広く募る「クラウドファンディング(CF)」のサイトを11月下旬に開設すると発表した。これに先立ち、企画に参加する企業の募集を開始した。

 新型コロナウイルス感染拡大で資金調達環境が悪化したため、「かながわベンチャー限定クラウドファンディング」と題して専用サイトを立ち上げる。参加企業は実現を目指すプロジェクトや提供可能なサービスの詳細を掲載し、支援者から小口の資金を募る。

 県によると、自治体による同様の企画は全国的にも珍しいという。一般的なCFよりも掲載手数料を低く設定するとともに、横浜銀行(横浜市西区)などと連携して同行の取引先にも企画の周知を図る。

 担当者は「意欲的なベンチャーを幅広く支援したい」と話している。

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