アストロズ3連勝ならず アスレチックスが一矢報いる逆転勝利

【アスレチックス9-7アストロズ】@ドジャー・スタジアム

アストロズが2連勝で王手をかけて迎えたアスレチックスとの地区シリーズ第3戦は、アストロズが2点ビハインドの5回裏に一挙5点を奪って逆転に成功。しかし、アスレチックスが7回表にひと振りで同点に追い付き、8回表に2点を勝ち越して熱戦を制した。アスレチックスの守護神リアム・ヘンドリックスは同点の7回裏から登板し、3イニングを無失点に抑える気迫のピッチング。シリーズの決着は第4戦以降に持ち越しとなった。

アストロズが勝てばシリーズ決着という第3戦は、アスレチックスがヘスス・ルザード、アストロズがホゼ・ウルキディという両若手投手の先発でスタート。1回表にアスレチックスがトミー・ラステラの1号ソロで先制したが、直後の1回裏にアストロズがホゼ・アルトゥーベの1号ソロで同点とし、さらに一死一・三塁からカルロス・コレアの内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。

1点のビハインドを背負ったアスレチックスは、2回表にマーク・キャナの1号ソロで同点とし、4回表にはマット・オルソンが勝ち越しの2号ソロ。5回表にはマーカス・セミエンにも1号ソロが飛び出し、5回までに4本塁打を放つ一発攻勢で2点のリードを奪った。

しかし、初戦から2連勝と勢いに乗るアストロズは、5回裏無死一塁からアレドミス・ディアスが1号2ランを放って同点。さらに一死一・二塁のチャンスを作り、マイケル・ブラントリー、アレックス・ブレグマン、カイル・タッカーにタイムリーが出て3点を勝ち越した。

3連敗で終わるわけにいかないアスレチックスも意地を見せ、7回表無死一・三塁からチャド・ピンダーが2号3ランを放って同点。7回裏をヘンドリックスが三者凡退に抑えると、8回表に無死二・三塁のチャンスを作り、ショーン・マーフィーとピンダーの犠飛で2点のリードを奪った。ヘンドリックスは8回裏無死一・二塁のピンチをしのぎ、9回裏を三者凡退に抑えて試合終了。アスレチックスが9対7で勝利し、シリーズの対戦成績を1勝2敗とした。

勝利投手は3イニングを無失点に抑える力投を見せたヘンドリックス(1勝0敗)。アストロズ4番手のブルックス・レイリーが敗戦投手(0勝1敗)となった。

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