全カード同日決着の可能性 実現すれば24年ぶり2度目の珍事

メジャーリーグの地区シリーズは、日本時間10月9日に全てのカードが決着する可能性がある。アメリカン・リーグのレイズとアストロズ、ナショナル・リーグのブレーブスとドジャースが地区シリーズ突破に王手をかけており、この4球団が揃って勝利すれば、1996年以来24年ぶり2度目となる「地区シリーズ全カード同日決着」が実現する。

ヤンキースと対戦しているレイズは、1勝1敗で迎えた第3戦で田中将大を攻略し、8対4で勝利。対戦成績を2勝1敗としてリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

ア・リーグのもう1つのカードでは、アスレチックスと対戦しているアストロズが第1戦と第2戦に勝利して地区シリーズ突破に王手。第3戦は7対9で逆転負けを喫したが、2勝1敗で優位の状況は変わらない。

一方のナ・リーグでは、ブレーブスがマーリンズ、ドジャースがパドレスに2連勝してリーグ優勝決定シリーズ進出に王手。両球団とも日本時間10月9日に行われる第3戦に勝利すれば、スイープでのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定する。

なお、日本時間10月9日午前6時の時点では、ブレーブスがマーリンズを7対0と大量リード(8回表攻撃中)。アスレチックスに先制を許したアストロズも4回裏に5点を奪って逆転に成功した(4回裏攻撃中)。このままリードを守れば、両球団とも地区シリーズ突破となる。

レイズは第4戦に先立ち、ロースターの変更を発表。故障した右腕オリバー・ドレイクに代わって右腕トレバー・リチャーズが登録された。レイズが地区シリーズを突破した場合、ポストシーズンの規定により、ドレイクはリーグ優勝決定シリーズに出場できない(ワールドシリーズは出場可)。

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