9月の宿泊施設稼働指数 長崎県19ポイント改善で49 「GoTo」利用拡大が要因 九経調

 九州経済調査協会(九経調、福岡市)は7日、宿泊施設の9月の稼働状況を示す指数を発表し、長崎県は49.4だった。前年同期比6.3ポイント減、8月比では19.8ポイント改善した。
 九州は38.4、全国は32で、ともに8月から上昇。地方を中心に回復傾向にある。新型コロナウイルスの感染者数が比較的落ち着いてきたことや、行楽シーズンを迎え、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の利用が拡大したことなどが要因とみられる。九州の県別では佐賀の50.5が最も高く、福岡の28.5が最も低かった。
 全国的に人出が回復した9月19~22日の4連休の平均指数は、本県69.7、九州54.9、全国54.6だった。本県は九州7県では最も高かった。
 宿泊稼働指数は、宿泊予約サイトの空室データを基に過去1年間で最も稼働状況が良い日を100として独自に算出している。

© 株式会社長崎新聞社