パドレス旋風もここまで ドジャースが3連勝で地区シリーズ突破

【ドジャース12-3パドレス】@グローブライフ・フィールド

今季大躍進で球界を盛り上げ、地区シリーズまで勝ち上がってきたパドレスだったが、その勢いも32年ぶりの世界一を目指すドジャースには及ばなかった。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけて迎えた地区シリーズ第3戦、ドジャースは1点ビハインドの3回表に5点を奪い、12対3で大勝。レギュラーシーズンでは6勝4敗とほぼ互角だった同地区ライバルのパドレスをスイープで退け、2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

2回表無死二・三塁からコディ・ベリンジャーの内野ゴロの間に1点を先制したドジャースだが、序盤は継投でバタつく場面が見られた。第1戦でリリーフ登板して2イニングを投げたダスティン・メイをオープナーとして起用し、2回裏からアダム・コラレックを投入。しかし、そのコラレックが満塁のピンチを招いてジェイク・クロネンワースの押し出し四球とトレント・グリシャムのタイムリー内野安打で2点を失い、早々に3番手のフリオ・ウリアスを投入することになった。

だが、7割を超える勝率でレギュラーシーズンを勝ち抜いたドジャースはその程度では動じなかった。3回表に相手のミス絡みですぐさま同点に追い付くと、無死二塁からジャスティン・ターナーが勝ち越しタイムリー。二死一・二塁からAJ・ポロックとジョク・ピーダーソンにも連続タイムリーが飛び出し、一挙5得点のビッグイニングとなった。

4回表にウィル・スミスのタイムリー、5回表にムーキー・ベッツの犠飛で1点ずつを追加し、5回終了時点で6点をリード。ウリアスは6回裏にエラー絡みで1点を失ったが、5イニングを被安打1、奪三振6、与四球1、失点1(自責点0)に抑える見事なピッチングを見せた。

その後、パドレスは得点を奪えず、9回表にスミスのタイムリーとベリンジャーのタイムリー三塁打で4点を追加したドジャースが12対3で勝利。ナショナル・リーグ勝率1位と2位の直接対決をスイープで制し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。。勝利投手はウリアス(1勝0敗)、敗戦投手はパドレス先発のエイドリアン・モレホン(0勝1敗)。なお、パドレスは11人の投手を起用し、ポストシーズン新記録を樹立した。

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