イージス代替案具体化へ民間2社と調査役務契約

 防衛省は陸上配備型迎撃ミサイル「イージス・アショア」の代替案具体化へ、艦艇使用のミサイル発射システムを含むイージス・アショア構成品配置の検討や弾道ミサイル防衛と連接するための課題の有無、洋上プラットフォームに連接配備するための技術的側面などを検討するため、三菱重工、ジャパンマリンユナイテッドと9日までに調査研究役務の契約を結んだ。岸信夫防衛大臣が記者会見で明らかにした。

 岸大臣は調査研究成果について年内に中間報告、来年4月30日までに最終報告を求めている。岸大臣は「最終的な納期としては4月30日だが、我々として方策を示すというのは年末までということなので、年末までに必要な調査研究の途中経過を示してもらう」とスケジュール感を示した。

 三菱重工(本社・東京千代田区)は航空自衛隊次期主力戦闘機の開発でも開発主体企業として応募している。またジャパンマリンユナイテッド(本社・神奈川県横浜市)は護衛艦「かが」はじめ、弾道ミサイル防衛機能搭載の最新鋭イージス艦「まや」など護衛艦の建造実績が豊富で造船設計、建造、販売業者。(編集担当:森高龍二)

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