波佐見焼の食器など「はかた陶器まつり」 11日までJR博多駅前

波佐見焼の小皿などを選ぶ女性客=福岡市、JR博多駅前広場

 波佐見焼、有田焼、伊万里鍋島焼の陶磁器が並ぶ「はかた陶器まつり」が9日、福岡市のJR博多駅前広場で始まり、目当ての窯元や商品を求めて多くの人が訪れた。11日まで。
 JR博多シティ(福岡市)が九州の玄関口である博多のにぎわいづくりや、新型コロナウイルスの影響で陶器市や陶器まつりが中止になった産地の活性化を目的に企画した。
 会場では入場制限やアルコール消毒などの感染拡大防止対策を講じ、窯元など22店舗が参加した。うち波佐見焼の10店舗は、それぞれ色、形、デザインにこだわった皿、茶わん、マグカップなどの日用食器のほか、ピアスやブローチなども販売。来場者は各店舗を巡り商品を選んでいた。
 利左エ門窯(東彼波佐見町)の武村裕宣さんは、「お客さまの反応が分かる良い機会。商品を手に取って質感などを確認してほしい」と話した。

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