「公務員女子のおしごと相談室」 諫早市職員・村川さん著書 前向きに転換、心の持ち方のヒントに

2作目のビジネス書「公務員女子のおしごと相談室」を刊行した村川さん=諫早市内

 仕事と生活、もっと楽しく頑張れる-。長崎県諫早市職員の村川美詠さん(57)がビジネス書「すべての働きづらさをふきとばす! 公務員女子のおしごと相談室」(学陽書房)を出した。
 村川さんは1986年、市職員となり、現在は障害福祉課長。市職員の自主活動グループ「おこしの会」や、地域活性化に取り組む異業種の女性グループ「諫早もりあげガールズ」でも活躍する。
 昨年、若手向けの「自分もまわりもうまくいく! 公務員女子のおしごと帳」を刊行。今回は、中堅以上が抱える「働きづらさ」をテーマに、年代別に身に付けたい仕事術をはじめ、結婚や妊娠、育児、介護などライフステージごとに直面する悩みに向き合いつつ、思考を前向きに転換するヒントが盛り込まれている。
 20、30代に対して自ら行動を起こすことを勧め、30、40代には「人間力」を育てる大切さを説いた上で、「なりたい自分をイメージして実践する」ことを助言。全国の公務員ネットワークで交流する女性管理職4人との対談も見どころ。
 村川さんは「後輩たちに経験や人とのつながりを大切にして働き続けてほしい。どうやったら幸せになれるか、という心の持ち方を知ってほしいという思いを込めた」と話す。
 四六判、194ページ。1980円。県内ではブックマート諫早、メトロ書店で販売している。

 


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