レイズが投手増員へ 筒香はロースター外の可能性も

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシによると、レイズは日本時間10月12日に始まるリーグ優勝決定シリーズのロースターに登録する投手を増やす可能性が高いようだ。ケビン・キャッシュ監督は最大7連戦となる可能性があるリーグ優勝決定シリーズの戦いに備えて投手の増員を検討しているという。投手の増員に伴い、筒香嘉智がロースターから漏れる可能性もありそうだ。

レイズは地区シリーズのロースターに投手13人、捕手2人、内野手6人、外野手7人を登録。途中で右腕オリバー・ドレイクが故障によりロースターから抹消され、代わりに右腕トレバー・リチャーズがロースター入りした。リーグ優勝決定シリーズでは今季7試合に登板して5勝0敗、防御率2.78の左腕ジョシュ・フレミングや10試合に登板して防御率0.00の左腕ライアン・シェリフなどがロースター入りの候補となる。

地区シリーズでの野手の起用法を見ると、わずか1試合しか出場機会がなかったハンター・レンフローがロースターから漏れる筆頭候補と言える。ワイルドカード・シリーズ第2戦で満塁本塁打を放ったが、ランディ・アロサレーナの大活躍とオースティン・メドウズの復帰により出場機会を失ってしまった格好だ。

代走・守備固め要員に過ぎないブレット・フィリップスもロースターから漏れる可能性がある選手の1人と言える。地区シリーズでの出場機会は3試合で2打席だけ。試合の途中からメドウズに代わって右翼の守備に就くケースが多かった。ただし、メドウズが守備に不安を抱えている以上、接戦での守備固め要員としてロースターに残る可能性もあるだろう。

筒香はリーグ優勝決定シリーズでの出場機会が2試合だけ。出場試合数で見ればレンフローに次いで出場機会が少なかった。第2戦はチャンスに代打で起用されて凡退し、唯一スタメン起用された第3戦では5打数ノーヒット。ワイルドカード・シリーズも含め、ポストシーズンでは8打数ノーヒットに終わっている。レンフロー、フィリップス、筒香のなかから1人または2人がロースターから漏れることになるのではないだろうか。

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