高齢者が活躍できる社会を目指そうと、長崎佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで9日、生涯現役応援セミナー「社会参加のススメ!!」が開かれ、長崎大の松坂誠應(のぶおう)名誉教授が「働くことが介護予防」と題してリモートで講演した。
松坂名誉教授は、定年退職後に社会から孤立すると抑うつ状態になり、身体機能や認知機能が低下する可能性があると指摘。「働いて役割や居場所を確保することで、健康寿命が延び、介護が必要な状況になりにくい」と述べた。
同市八幡町の介護老人保健施設「サクラ」の土井直子施設長は「介護助手」の仕事を紹介。業務内容は清掃や配膳、利用者の話し相手などで、身体介護も伴わないため、定年後でも挑戦できると説明した。
県生涯現役促進地域連携協議会主催。60~80代の約50人が参加した。17日には大村市コミュニティセンターでも開かれる。
働くことで介護予防 高齢者は社会参加を 佐世保でセミナー
- Published
- 2020/10/12 15:30 (JST)
© 株式会社長崎新聞社