金光駅 木造駅舎以外にも年代モノがいっぱい【木造駅舎巡礼02】山陽本線19/29

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陽本線金光駅。

西阿知駅6時35分発の山陽本線下り糸崎行に乗って10分、6時46分に金光駅に着きました。降りた島式ホーム3番線から神戸駅方面を見ています。右には2012年(平成24年)頃まで使用されていた金光教の団体列車専用ホームがありますが線路は撤去されています。右上の南側にやはり金光教団体用臨時南口があります。このコラムを書いている正に今日(9月26日)新たに作られる南口改札口が供用開始になります。

※2020年8月撮影

同じく島式ホーム2番線から神戸駅方面。上屋の支柱には鉄道黎明期の双頭レールが使用されています。

※2020年8月撮影

門司駅方面を見ていたら上り岡山行が到着しました。ホームには通学の学生さんたちがたくさんいます。西側の跨線橋が見えていますが外が見えない構造です。実は東側も同じでした。

※2020年8月撮影

駅舎のある1番線上りホームと駅舎。上屋が大きいので駅舎の屋根はほとんど見えません。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

1901年(明治34年)山陽鉄道の金神(こんじん)駅として開業。1902年(明治35年)現在の駅舎が完成。1906年(明治39年)国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で山陽本線の所属駅になりました。1919年(大正8年)金光駅に改称。上にも書きましたが2020年9月から南改札口の供用開始。

金光駅には何故か東西に跨線橋が二つあります。筆者は荷物を担がずに済むエレベーター付きの東(神戸駅)側を使います。

※2020年8月撮影

エレベーターを降りて駅舎に向かいます。こちらの上屋も古風、年代を感じさせます。

※2020年8月撮影

駅舎改札口、自動改札で窓口が閉まっていたので右手前のインターホンで連絡、通してもらいます。

正面に西側の跨線橋があります。1915年(大正4年)に建てられたもので、2009年(平成21年)近代化産業遺産の認定を受けています。手前の柱下部が茶色になっていて「鐵道院」「大正四年」の文字がありました。

※2020年8月撮影

駅舎内から改札口。窓口営業時間は7:50~9:20、9:50~11:50、16:00~18:00なので閉まっています。

※2020年8月撮影

駅舎内部。

※2020年8月撮影

待合室もはコインロッカーが設置されています。時刻表が仕切りの様に立てられていました。

※2020年8月撮影

まだ7時前ですが既にかなり気温が上がっています。意を決して陽光の下に出ます。

※2020年8月撮影

次回は、金光駅の外観です。

【木造駅舎巡礼02】山陽本線20 に続きます。

(写真・文章/住田至朗)

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