ヒップホップユニット・Creepy NutsのラッパーのR-指定が、11日にスタートしたTBS系ドラマ「危険なビーナス」に俳優として出演している。
ドラマはベストセラー作家・東野圭吾の同名小説が原作。妻夫木聡演じる正義感が強い獣医師の主人公の前に、吉高由里子演じる演じるヒロインの異父弟の妻が出現。失踪した異父弟の行方を追ううちに、遺産争いに巻き込まれてしまう。
R-指定が演じるのは、主人公が幼い頃に病死した実父役。売れない画家で一家の暮らしは貧しかったが、主人公にとっては父の優しい笑顔と最後に描いていた絵が印象深く記憶に残っているという設定だ。
R-指定は昨年DJバトル世界一に輝いたDJ松永とともに活動する大人気HIPHOPユニット・Creepy Nutsのラッパー。自身はフリースタイルラップバトル全国大会「UMB GRAND CHAMPIONSHIP」で2012年から3年連続で優勝し、全国3連覇という前人未到の記録を成し遂げた。
このところ、バラエティー番組・ラジオ・CMなどにも引っ張りだこ。最近では同ユニットは俳優の菅田将暉とのコラボ曲を発表して話題となる中、R-指定は連続ドラマに本格的に出演するのは初めてとなった。
もともと、DJ松永がR-指定と組んだ理由は、松永が働いていたバイト先の店長に「いま聞いている好きなラッパーより、カッコいいと思えるやつと組んだ方がいい」と言われ、R-指定なら、という理由からだったという。
「芸能界にもファンが多いCreepy Nutsだが、ドラマの制作陣にも気になっているスタッフがいたようで、ダメ元でオファーしたらしい。そこまで演技に違和感がなかったので、起用は成功だったのでは」(TBS関係者)
今後、俳優としてのオファーも増えそうだ。
参考
◆Creepy Nutsオフィシャルサイト