横浜駅周辺など「ガス臭い」 横浜市内で、また異臭 大気サンプル採取

 12日午後4時半ごろから夜にかけて、横浜駅周辺やみなとみらい21地区(MM21)などを中心に「ガス臭い」といった通報が横浜市消防局や警察署に相次いだ。有害物質は検出されておらず、原因は不明。市は大気のサンプルを採取しており、詳しく調べる。

 神奈川新聞社の調べでは、同日午後9時の時点で、通報は市消防局に16件(神奈川区8件、西区7件、中区1件)、戸部署に2件の計18件が確認された。

 市消防局によると、保土ケ谷区の消防本部でも臭気がしたため、サンプルを採取。分析を依頼したという。

 同署によると、横浜駅では駅員がJRのホ-ムで異臭に気付き、同4時40分ごろから約20分間、中央南改札を封鎖。帰宅途中の男子高校生(17)は「ガスのような臭いがしばらく続いた。構内がざわついていた」と不安そうに話していた。

 県内では6月以降、横浜市や横須賀市、三浦市で原因不明の異臭が発生している。

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