【第1四半期】コスモス薬品、営業利益51.7%増。中部・関東への進出着々

【2020.10.12配信】コスモス薬品は、2021年5月期第1四半期決算短信(2020年6月1日~2020年8月31日)を公表した。それによると、売上高は前年同期比+15.0%、営業利益は同+51.7%と好調だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、衛生関連商品や外出自粛による家庭での生活必需品の需要高まりが背景。出店では、中部地区に6店舗、関東地区に3店舗など、東日本への進出も着々と進んでいる。

コスモス薬品の2021年5月期第1四半期決算短信(2020年6月1日~2020年8月31日)は、売上高は1891億6100万円(前年同四半期比+15.0%)、営業利益は106億5500万円(同+51.7%)、経常利益は112億2000万円(同+49.0%)、純利益は74億9000万円(同+48.3%)だった。

この間、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府や各地方自治体が外出自粛要請等を発信したことにより、企業活動や個人消費が大きく収縮する事態が生じた。こうした環境下、同社は、「更なるローコストオペレーションの推進によって価格競争力を高め、消費者にとって安くて、近くて、便利なドラッグストアとなれるよう力を注いだ」とする。

衛生関連商品や外出自粛による家庭での生活必需品の需要の高まりに応えるべく、可能な限り営業継続した。

出店戦略においては同社は、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず新規出店を行う方針を継続。新商勢圏への店舗網拡大も図った。
当該期間中は関東地区に3店舗、中部地区に6店舗、関西地区に3店舗、中国地区に1店舗、四国地区に1店舗、九州地区に1店舗、合計15店舗出店し、期末の店舗数は1073店舗となった。

医薬品と食品が伸びた

商品区分別の売上状況では、全てのカテゴリーが伸びた。最も伸びが大きかったのは、医薬品と一般食品で、それぞれ前年同期比+17.5%、+17.3%の伸び。

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