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長崎日大が九回に2点差を追いつき、勝ち越された延長十一回に逆転サヨナラ。2度も土俵際に追い詰められながらも試合をひっくり返した選手たちに、平山監督は「ゲームを通して、どんどんたくましくなっている」と目を細めた。
0-0の八回に失策などが絡み、無安打で相手に2点を献上。だが、主将石橋の「下を向かずに堂々とやる」という言葉通りに、自分たちで流れを変えた。直後の八回以降に8安打を集中。いずれもファーストストライクから積極的に振った。4安打は初球、そのほかもボール後の甘い球、ファウルや空振りでタイミングを計りながら待った球を確実に捉えた。逆境でも迷わず、強気で攻めた。
サヨナラ打の1年生百武は「先輩たちがつないでくれたから」と振り返り、強打の海星戦へ「自分たちは守備からリズムをつくるチーム。声を出し、しっかり守る」と遊撃手としての成長も誓った。