トーヨータイヤ、2020年度グッドデザイン賞に優れたデザインタイヤとして3商品が受賞

2020年10月1日、世に出されるさまざまな商品やサービスの中から、優れたデザインに贈られる「グッドデザイン賞」(Gマーク)の受賞結果が発表され、トーヨータイヤ株式会社のタイヤ3商品が受賞した。

2020年度グッドデザイン賞

それぞれジャンルが異なる3つのタイヤが受賞

今回受賞されたのは、乗用車用スタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズ ツー)」、オールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」、トラック・バス用オールウェザータイヤ「M646(エムロクヨンロク)」の3商品。

グッドデザイン賞は、1957年に創設された、総合的なデザイン評価・推奨を行なう日本で唯一のデザインアワード。同賞は有形無形を問わず、あらゆるモノや活動を対象とし、日本屈指のデザイナーや建築家などから構成される審査委員会によって選定された優れたデザインに贈られ、受賞作品には優れたデザイン性を象徴する「Gマーク」の使用が認められることになる。

2020年は4769件の審査対象の中から、1395件のプロダクトやサービスが「グッドデザイン賞」を受賞した。

今回受賞した3商品はそれぞれジャンルが異なるが、いずれも路面と接するトレッド面に機能的な役割を発揮する要素を凝縮した、独特なパターンデザイン。

OBSERVE GIZ2とCELSIUSにおいては、トレッド面のブロックや溝のデザインが左右で異なる非対称パターンを、M646においては、トレッド面のセンターエリアに3列のブロックを交互に配置したオリジナルパターンを採用。そんな独自のパターンデザイン技術が使用環境やニーズの変化を的確に捉え、時代にマッチした製品開発を行なうトーヨータイヤの姿勢を具現化したものとして評価されることとなった

OBSERVE GIZ2(乗用車用スタッドレスタイヤ)

OBSERVE GIZ2

トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用。アイス、シャーベット、ウェットといった刻々と変化する冬の路面へ対応するスタッドレスタイヤである。

新コンパウンドの採用によりゴムの硬化を抑え、効き目が長持ちするのが特徴的。

CELSIUS(乗用車用オールシーズンタイヤ)

CELSIUS

オールシーズンタイヤという全天候型の製品で、非対称パターンを採用し、降雪路面においてしっかり走れるスノー性能とドライ・ウェット性能を最大限に発揮する。

突然の積雪などにも対応できるため、都市部などでは1年を通して使用することが可能な優れもの。

M646(トラック・バス用オールウェザータイヤ)

M646

トラック・バスにおける使用環境の変化に伴うニーズをふまえて開発した商品。

トレッド部の中心エリアに交互に配置した3列のブロックが空積時においても接地面積を確保し、積荷の状態変化に対応したトラクション性能と耐摩耗性能、ウェット駆動力を高次元で両立している。

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