長崎県五島市の福江港で11日夜、600発余りの花火が打ち上げられた。港近くの公園には、地元で40年以上受け継がれる「ねぶた」が展示され、訪れた人たちが花火とねぶたの一夜限りの“共演”を写真に収めた。
新型コロナウイルスの影響で市内のイベント中止が相次ぐ中、福江商工会議所が、ウイルス退散を祈願し地域活性化につなげようと企画。日中は、地元の保育園児や小中高生が吹奏楽や太鼓演奏などを披露した。
商店街を練り歩くねぶた行列は、今年中止となった「福江みなとまつり」の目玉。本場青森県の職人を招くなどして1977年から導入し、今では市内に11台のねぶたがある。今年は行列が中止になった代わりに、東浜町2丁目の五島港公園に2台を展示し、ライトアップ。勇壮なねぶたを、華やかな花火が彩った。
ねぶたと花火“共演” 五島でコロナ退散祈願イベント
- Published
- 2020/10/13 23:44 (JST)
- Updated
- 2020/10/14 16:40 (JST)
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