「武田鉄矢の昭和は輝いていた」が300回に到達!筒美京平さんは「日本の宝」

BSテレ東で放送中の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」(金曜午後7:00)が10月23日放送回で300回を迎える。オンエアに先駆けて取材会が開催され、番組の進行を務める武田鉄矢、同局の須黒清華アナウンサーが出席。そして、須黒アナはこの日に行われた収録をもって番組を卒業することが発表された。後任は福田典子アナが務める。

昭和を象徴する「人」「物」「出来事」 から、毎回一つのテーマをピックアップし、「激動の時代」と言われた昭和を当時の映像・写真を盛りだくさんに振り返る同番組。2013年4月の番組スタート以来約7年半、出演している武田は「昭和は振り返ると日本史の中でも独特の時代。これまでの放送で一番印象的なのは、美空ひばりさん。バックバンドや息子さんをゲストにお招きしてお話を伺ってみて、ひばりさんが戦後の昭和を背負った1人の歌手が生きたすごみを感じました」と振り返った。

今後期待することについては「ひばりさん以外にも番組で取り上げたい偉大な昭和の方々がいますが、肖像権等々の問題でお金がかかる。そうなると当番組のスタッフはすぐに逃げ出す」と冗談めかして笑わせつつ、「昭和を語り継ぐ神話にしたいという純粋な気持ちでやっていますので、肖像権の値段を安くしていただきたい。必ずNHKに負けないようなすてきな番組を必ず作るので、よろしくお願いいたします」と訴えた。

また、10月7日に他界した昭和の名作曲家・筒美京平さんについては「息をのむしかないほどの才能。残念ながらお会いする機会はありませんでしたが、持っていらした音楽的センスのすごさは重々感じておりました。昭和歌謡曲のレジェンドとして、残さなければならない日本の宝です」としのんだ。

なお、筒美さんを追悼して「武田鉄矢の昭和は輝いていた 作曲家・筒美京平」(2015年11月25日放送)を、10月16日(午後8:00)に再放送することが決定。 番組では、ヒット曲とともに筒美さんが作った昭和歌謡史を振り返りながら、2600曲もの作品を生み出した作曲家の魅力に迫る。

橋本かおりプロデューサーは「昭和歌謡を牽引してきたヒットメーカーの筒美京平さん、ご冥福をお祈りいたします。 番組では、その天才ぶりを掘り下げました。 筒美さんなしでは、Jポップを語れません。 そのメロディーは、永遠に輝き続けるに違いありません」とコメントしている。

© 株式会社東京ニュース通信社