好守連発のレイズが逆転勝利 3連勝で12年ぶりWS進出に王手

【レイズ5-2アストロズ】@ペトコ・パーク

レイズの2連勝スタートとなったアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、6回表に一挙5点を奪ったレイズが第3戦も勝利。2008年以来12年ぶり2度目となるワールドシリーズ進出に王手をかけた。レイズはケビン・キアマイアーやハンター・レンフローが好守を連発。一方のアストロズは二塁ホゼ・アルトゥーベの悪送球をきっかけに逆転を許し、守備力の差が明暗を分ける結果となった。

レイズがライアン・ヤーブロー、アストロズがホゼ・ウルキディの先発で始まった一戦は、アストロズが1回裏一死からアルトゥーベの2号ソロで1点を先制。その後は両軍ともチャンスを作りながらもあと一本が出ず、アストロズが1点をリードしたまま試合は後半に突入した。

レイズは6回表先頭のランディ・アロサレーナがレフトへのヒットを放って出塁し、次打者ブランドン・ラウの打球は二塁アルトゥーベへのゴロに。ところが、併殺を焦ったアルトゥーベの悪送球により無死一・二塁のチャンスとなり、続くヤンディ・ディアスのヒットで無死満塁。ここでジョーイ・ウェンドルに逆転の2点タイムリーが飛び出し、一死満塁からウィリー・アダメスの押し出し死球、代打レンフローの2点タイムリー二塁打でリードを4点に広げた。

レイズ先発のヤーブローは6回裏先頭のマイケル・ブラントリーに1号ソロを被弾し、レイズはここから継投に突入。6回裏を2番手のピート・フェアバンクス、7回裏を3番手のジョン・カーティス、8回裏を4番手のライアン・トンプソンと5番手のアーロン・ループ、9回裏を6番手のディエゴ・カスティーヨが無失点に抑え、5対2で逃げ切った。アストロズ打線を2得点に封じた投手陣も見事だったが、好守で投手陣を盛り立てた守備陣の活躍が素晴らしかった。

勝利投手は6回途中3安打2失点のヤーブロー(1勝0敗)、敗戦投手は6回途中4安打2失点(自責点1)のウルキディで、カスティーヨが2セーブ目を記録。レイズは明日の第4戦に勝利すれば12年ぶりのリーグ優勝が決定する。なお、レイズの筒香嘉智は5試合連続で出場機会がなかった。

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