ジュニア・アカデメイアの大学生、地域活性化提言を坂本地方創生大臣に手交

ジュニア・アカデメイア(※)第5期にて大賞を受賞した地方創生グループの大学生6人が、10月9日、坂本地方創生大臣を訪問し、自らが取りまとめた提言「サバティカルシティが変える地方の未来」を手交した。

坂本大臣に提言を手交するジュニア・アカデメイア地方創生グループ

提言は、一定の長期間勤続者に対して与えられる長期休暇制度「サバティカル制度」を活用し、東京一極集中の是正と地方創生の実現を目指すものだ。この構想では、①労働者は、転職や移住を伴わず身軽に地方の仕事にチャレンジでき、②所属企業は、新たなキャリア開発の機会を社員に提供でき、③受け入れる地域や企業は、地域が担える範囲のコスト負担で多様なスキルを持つサバティカル人材を受け入れ、課題を一つずつ解決できる、としている。
去る9月11日に開催した政策提言発表会では、東京と地方の人材還流をダイナミックに生み出す「一石三鳥」のアイデアと課題解決型の思考が審査員から高く評価され、大賞である「ジュニア・アカデメイア賞」を受賞した。(本提言のサマリーはこちら、動画はこちらから。)

坂本地方創生大臣との意見交換では、大臣より、「この提言をぜひ地方自治体の首長の皆さんにも読んでいただきたい。地方のリーダーと東京圏で働く人を結び付ける具体案が盛り込まれており、今後の政策立案・展開のヒントをもらった」と賛辞が贈られた。また、訪問した学生からは、「自分たちが働きたい地方像を提言にまとめた。地方経済圏へのお金の還流が重要で、日本経済再生の起爆剤となるのは地域活性化だと思う。就職しても地方創生を考えていきたい」との発言があった。

坂本大臣と学生との意見交換

ジュニア・アカデメイア
公共人材の育成をめざす日本アカデメイア(常任塾頭:茂木友三郎、佐々木毅/事務局:日本生産性本部、東京都千代田区)による大学生・大学院生の政策提言プロジェクト。第5期の活動概要はこちらを参照。

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