マイカーでの旅行もGoToの対象に! 各高速道路会社がGoToトラベルキャンペーン開始

このままではあっという間に予算が足らなくなるのでは? というほど利用者急増中の「Go To トラベルキャンペーン」。これまでマイカー利用で発生する高速道路料金は対象外となっていたが、2020年9月18日の利用分から、宿泊とセットにすることでキャンペーン対象となるサービスが開始された。やや複雑なサービスの利用方法と注意点について詳しく見ていこう。

パナソニック ストラーダCN-F1X10BD 高速道路分岐

高速道路料金+宿泊料金がGo To トラベルの対象に!

国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当を支援するGo To トラベルキャンペーンは、これまで、宿泊代金と目的地までの公共交通機関の利用代金が対象となっており、マイカーを利用した際の高速料金はGo To トラベル事業の対象外となっていた。

しかし、2020年9月18日から2021年2月1日までの期間を対象にした、高速道路会社各社が販売する「高速道路周遊パス」を利用し、対象施設に宿泊することで、目的地までの高速道路料金もキャンペーン対象にすることができる旅行商品が販売された。

専用Webサイトでの予約が必要

Go ToトラベルキャンペーンNEXCO特設サイト(STAYNAVIサイト)
キャンペーンと高速道路周遊パスを含む割引イメージ

利用方法は、株式会社ピアトゥーが運営する直販予約特化型Webサイト「STAYNAVI」経由で、「Go To高速道路周遊パス対象」と表示のある宿泊施設の公式サイトからGo To トラベル対象の宿泊を予約。「STAYNAVI」でGo To トラベルキャンペーン用のクーポンを発行し、高速道路会社のGo To トラベル対象周遊パス申込サイトで、周遊パスの申し込みを行うことで、旅行代金(宿泊+高速道路周遊パス)の半額相当の給付を受けることができる。

※ただし、給付額の30%は地域共通クーポンとして配布

旅行当日にやること

申し込み完了時に発行されたクーポンを必ずプリントアウトし、旅行当日に印刷したクーポンを持参。対象エリア内の高速道路にあるサービスエリアやパーキングエリアにて、クーポンの右下にスタンプを押印する。

宿泊先では、スタンプを押印したクーポンを提示することで、両行総額の30%に相当する地域共通クーポンを受け取ることができる。万が一スタンプへの押印を忘れた場合、高速道路料金が発行対象外となってしまい、地域共通クーポンの金額が減ってしまうため、スタンプは必ず押印しよう。

なお、途中でサービスエリアやパーキングエリアに寄れなかった場合は、高速道路出口の有人レーンでETCカードを提示し、利用証明書を発行することでスタンプの代わりにできる。

GoToトラベルキャンペーンと高速道路周遊パスをおさらい

GoToトラベルキャンペーン

宿泊を伴う旅行や日帰りの国内旅行の代金総額の半額相当を、1人2万円(日帰りは1万円)を上限に国が支援する事業。給付額のうち70%が旅行代金の割引に、残りの30%は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与される。

例えば、旅行代金総額が1人2万円だった場合、半額の1万円の70%に当たる7000円が割引され、支払う額は13000円。残り30%の3000円分は、地域で使えるクーポンとして受け取ることができる。

高速道路周遊パス

画像はイメージです。

いわゆる“ETC限定企画割引”で、目的地までの往復や対象エリア内での乗り降りにかかる高速料金が定額料金となるサービス。北海道・東日本を担当するNEXCO東日本は「ドラ割」、東日本と中部エリアを担当するNEXCO中日本は「速旅(はやたび)」、西日本・四国・九州を担当するNEXCO西日本は「みち旅」と、それぞれ高速道路のお得な定額プランが用意されている。

なお、高速道路周遊パスのみの利用ではGoToトラベルキャンペーン対象外だが、宿泊予約とセットで申し込むことで、キャンペーンの対象となる。

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