長崎県土地家屋調査士会(船津学会長、201人)は13日、諫早駅周辺整備事業で建て替えが進む新駅舎を立体的にデータ化する3次元(3D)測量を実施した。
土地家屋調査士法制定70周年を記念して、全国の土地家屋調査士会が連携して取り組む、将来の登記制度を考える事業(登記創造プロジェクト)の一環。
調査士ら10人が担当エリアに分かれ、3Dレーザースキャナーと呼ばれる専門の機械を使って新駅舎を測量。精度を上げるため約5メートルごとに計測位置を変えながら細部を記録した。
作成したデータは本年度中に諫早市に寄贈する予定。建物の形や位置などの情報を防災や減災に役立ててもらうことで、土地家屋調査士の職能や専門性をPRしたいとしている。
船津会長は「普段入れない駅長室や屋上なども(データで)見ることが可能になる。VR技術を使ったイベントなどにも活用してもらえれば」と話した。
新諫早駅舎の3D測量実 長崎県土地家屋調査士会
- Published
- 2020/10/16 09:55 (JST)
- Updated
- 2020/10/16 09:59 (JST)
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