有隣堂、新業態の店舗オープン 書籍や雑貨の販売フロアにカフェ併設

書店とカフェを併設した有隣堂の新業態店舗=横浜市中区

 大手書店の有隣堂(横浜市中区)は16日、書籍や雑貨の販売フロアにカフェを併設した新業態「セレクト型ブックカフェ・STORY STORY YOKOHAMA」を桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」5階にオープンさせた。知的好奇心を刺激する書籍や雑貨とコーヒーの香りで「とっておきの時間」が楽しめるという。

 545平方メートルの店内は、「暮らしの一部になる物語を持った商品の提供」がテーマ。「目的買いではなく、出合いを演出したい」とする書籍フロアは全体の5割強を占める。人物にスポットを当てた書棚をはじめ、図鑑や専門書と化石が並ぶコーナー、旅のガイドブックと建築本を一緒に陳列するなど興味を広げる空間を演出している。

 雑貨は、日用品やアメリカンビンテージのマグカップなどこだわりの品を用意。カフェは60席で、ドリンクのほかアップルパイなどのメニューが楽しめる。雑誌やコミック以外3冊まで持ち込み可能で、Wi-Fiも利用できる。

 店長の後藤恭子さん(48)は「ここは手にしたことで始まる物語の箱。人生の相棒を見つけに来てほしい」と来店を呼び掛けている。午前11時~午後8時。不定休。

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