目白通りの路地裏にある「小苦樂(こくら)」は、築90年の古民家カフェ。
2017年にオープンして以来、地元の人々からカフェ巡りファンや外国人観光客まで、多くの人たちが訪れている人気カフェです。
テレ朝「じゅん散歩」やEテレ「ふるカフェ系ハルさんの休日」で特集されたり、ドラマ「私たちはどうかしている」の七桜のお店の外観ロケ地に使われたりするなど、たびたびテレビにも登場しています。
豊島区在住ERIPO
一度行って以来すっかりハマってしまい、何度か訪れている小苦樂。子連れ歓迎のお店なので、子供と一緒に行きやすいのがありがたいです。
ここでは、目白にある小苦樂(こくら)のアクセスや店舗情報、メニュー、バイト情報、店内の様子、実際に行ってきた感想をご紹介します。
小苦樂(こくら)は目白の古民家カフェ・甘味処
目白の小苦樂(こくら)は、築90年以上の古民家をできる限りそのままに残した古民家カフェ。目白通りから路地に入った隠れ家的な場所にあります。
風情ある藍色の暖簾(のれん)がなびく1軒家は、見た瞬間入らずにはいられなくなりますよ。(ちなみに小苦樂の暖簾は藍色を基調とし、色が淡いものや濃いものやグラデーションのものなど何種類かあります。)
もともとは茶道の師範をしていた方の家だったそう。店内はきれいにリノベーションされ、ノスタルジックな雰囲気でいっぱいの和の空間が広がっています。
1階と2階で日本文化をまるごと体験
1階の和室では、昼は甘味処やランチ、夜は居酒屋を営業。日本各地から取り寄せたこだわりの食材で作った甘味や料理は、手間暇をかけて丁寧に作られています。
2階は茶道・着付け・書道・日本舞踊・座禅・ヨガなど、日本の伝統文化を中心とした習い事スペースとして利用可能。ジャズライブや落語などイベントも開催されているそうですよ。
オーナー女将はもともとプロの陶芸家として活躍しており、8年間の海外生活を経て日本文化の素晴らしさを改めて実感したそう。日本の誇れる伝統文化を多くの方に知ってもらいたいという想いを持っています。
小苦樂(こくら)の名前の由来
店名である「小苦樂」には、「小さな苦労を楽しむ」というオーナーの想いがこめられています。
”小さな苦労を楽しむ”
利便性やスピードを優先する
今の時代の中でふと足を止め
日本の素晴らしさに目を向ける事や
一つ一つを積み重ねていく事の
大切さを感じてもらいたい
そんな想いを込めて名付けました。日本の伝統文化を、垣根、敷居、国境を
越えて様々な方に味わい体験してほしい。
そんな想いを込め目白の路地裏から発信します。引用:小苦樂 公式サイト
「小苦樂」はカフェや食事だけではなく、お稽古やワークショップなど、お店全体で日本の伝統を感じることができる「和」の体験スポットです。
日常を離れ、古民家でくつろぎながら、多くの人に日本の伝統文化を体験してもらいたい。そんなオーナーの意気込みを感じることができますね。
夜は「宵小苦樂(よいこくら)」として居酒屋営業あり
夜は「宵小苦樂(よいこくら)」として、鍋やすき焼きを中心とした居酒屋を営業しています。とくに特選和牛のすき焼きが名物で、東京では珍しい関西風の味付けで提供しています。
お酒は日本酒、ワイン、ビール、焼酎、ウイスキーなどありますが、すべて国産のお酒のみの取り扱いとなります。洋風のカクテルや海外ワインなどはありませんが、日本のお酒をベースとしたカクテルやリキュールはどれも銘酒揃いですよ。
ゆっくり落ち着いてお酒を楽しめる小苦樂の居酒屋は、接待やイベント・お見合いなどフォーマルなシーンにも使えそうですね。
小苦樂(こくら)のアクセス・店舗情報
小苦樂に駐車場はありませんが、徒歩1分のところにコインパーキング「エスアールパーク」があります。
店内はWi-Fiがあり、ちょっとしたPC作業や待ち合わせの時間つぶしにも使えそうです。子供や赤ちゃんの来店も歓迎していて、お座敷なのでハイハイの赤ちゃんも安心して過ごせますよ。
目白駅から小苦樂(こくら)への行き方
1. JR目白駅(改札は1つ)を出たら、向かって左方向へ。 2. 駅前すぐの信号を渡り、目白通りをまっすぐ進みます。目白駅から徒歩7分なので少々歩きますが、ひたすらまっすぐです。 3. 郵便局、セブンイレブンを通りすぎて、三條陶器店の先の角を右に曲がります。 4. 路地裏すぐ、営業中は小苦樂の看板が出ています。
小苦樂(こくら)に行ってきた!和を感じる店内を紹介
藍色と白のコントラストが美しい小苦樂の暖簾(のれん)をくぐり、引き戸を開けて玄関へ。親戚の家に遊びに来ているような、不思議な感覚になりました。
お店の方が玄関まで出迎えてくれ、靴を脱いで店内へ。お店に入るなり、目の前に広がる歴史ある日本家屋の雰囲気に圧倒されます。昭和にタイムスリップした気分…!
この写真を撮った日は、1歳9ヶ月の娘と一緒に行きました。小苦樂は子供連れOKなので、子供も優しく迎えてくれますよ。ベビーカーは入口の脇に置かせてもらいました。
古民家の魅力がつまった純和風な内装
店内の座敷席は、ふすまや障子、ちゃぶ台などがあり、昭和の居間のような雰囲気。都会の喧騒を忘れさせてくれそうな、ゆったり落ち着ける空間です。
座席はテーブル席が一卓で、あとはすべてお座敷席になります。
長押(なげし)や欄間(らんま)が美しい、日本家屋の特徴的な造りをした天井。店内の各所に日本の趣を感じとることができるので、外国人の方と一緒に来ると喜んでもらえそうですね。
インテリアは和モダンといった感じ。古民家にマッチしていてとてもオシャレ。小苦樂に置かれている家具やインテリアは、ついじっくり観察したくなります。
縁側からは情緒あふれる美しい庭園が見えます。きれいに手入れされていて、眺めているだけで癒やされますよ。
中庭には四阿(あずまや)の名残があります。四阿(あずまや)とは、休憩や眺望を目的として庭園内に設けられた簡素な小屋のこと。古民家ならではの建築様式を感じることができます。
座敷席は座椅子と座布団があるので、座っても疲れにくい工夫がされています。くつろげますよ~!
子供には座布団を重ねて高さを調整してくれました。小苦樂のお店の方々は、ホスピタリティあふれる接客がいつも素晴らしいです。
貸切の個室もあり
もともと茶道の師範をされていた方の家だったため、小苦樂には3畳の小さな茶室があります。茶室は別料金で個室として利用することができますよ。
茶室には空調がありませんが、夏場に訪れたときは庭からの風が抜けて気持ちが良かったです。とても落ち着けて過ごしやすいお部屋ですよ。
風情たっぷりの茶室。戦前の昭和の趣がそのまま残されています。
茶室は4名まで利用可能で、料金は2時間 8,500円(税別)。延長は1時間ごとに4,250円となります。
子供用食器・おむつ替えスペースもあり
子供連れに優しい小苦樂では、子供用の食器も用意してあります。薄味の優しい味わいの和食メニューは、子供にも安心して食べさせられますよ。
ちなみに我が家の1歳9ヶ月の娘は、出汁巻き卵定食とプリンが大のお気に入り。親の分まで奪う勢いで、いつもモリモリ食べています。
トイレにはおむつ替えスペースがあるので、おむつ替えも可能です。
授乳スペースはないので、小苦樂に向かう前に目白駅前「トラッド目白」の授乳室ですませておくと良いと思います。
>>関連記事:トラッド目白の授乳室!目白駅前で授乳室はここだけ
小苦樂(こくら)のランチとプリン・あんみつ実食レビュー
小苦樂(こくら)のランチと甘味メニューを食べた感想をご紹介します。こだわりの素材で作られた料理と和スイーツは、どれも絶品!
全体的に甘さ控えめ・塩分控えめの優しい味わいで、素材のおいしさが引き立っていますよ。(随時追記します!)
親子丼ランチセット
たっぷり使った卵がおいしそうな「極み親子丼セット」1,000円(税別)
親子丼の盛られた器もおしゃれな感じ!
新鮮な生の奈良卵がトッピングされていて、混ぜながら食べます(生卵なしも可能)
ふわふわの親子丼に生卵は、初めての組み合わせでした。よりとろみとふんわり感が増して、とてもおいしかったです。
鶏肉も食べごたえのある量が入っていて、満足できました。デザートも食べる予定なので個人的にはちょうど良い量でしたが、ガッツリ食べたい人には物足りないかもしれません。
平日限定のランチセット(+500円税別)にしたので、プチデザートと飲み物がきました。飲み物は抹茶、コーヒー、梅昆布茶から選択できます。私は抹茶にしました。
抹茶はなめらかな舌触りで、苦みの少ない飲みやすい味でした。プチデザートの白玉あんことよく合い、とてもおいしく飲めました。白玉はもちもちで、甘さ控えめのあんとよく合いおいしかったです。
出汁巻き卵定食
新鮮な赤卵を3個使った出汁巻き卵のランチ定食。出汁巻き卵のボリュームにびっくり! きれいな黄色がとってもおいしそう。
出汁巻き卵のほかに、たっぷりの大根おろし、ご飯、味噌汁、切り干し大根、高菜が付いていました。
見てください。このふわふわプルプル、出汁たっぷりジューシーな出汁巻き卵を…! 口いっぱいにおいしい出汁巻き卵をほお張れて、幸せな気分に。
出汁がしっかりしみこんでいて、口の中でうま味が広がります。優しい味付けなので、卵の味をしっかり感じることができますよ。
小鉢の切り干し大根や味噌汁も薄味で、素材の味が生きていておいしかったです。心も体も喜ぶ、健康的なランチになりました。
クリーム白玉栗あんみつ
こちらは「クリーム白玉栗あんみつ」(900円)。栗の甘露煮、寒天、赤えんどう、あんず、白玉、抹茶白玉、アイスクリーム、つぶあんという、絶対においしい組み合わせ!
具材が色々入っていて嬉しくなります。黒蜜だけで食べようか、あんこも付けようか、アイスも一緒に食べようかなど、一緒に食べる組み合わせを考えるのもあんみつの楽しいところ。
別添えの黒蜜をかけて、いただきます!
寒天はプリプリしていて歯ごたえがあり、黒蜜と相性抜群。甘さ控えめの黒蜜は濃度があり、あんみつの具とよく絡んでくれます。
つぶあんは優しい甘さで、小豆の豊かな風味をしっかり味わうことができます。白玉ともアイスクリームとも合います。
つるんとした白玉は、とってももちもち! もっちりだけど滑らかな食感が最高でした。
具材のどれもとてもおいしくて、どの組み合わせで食べても、どの順番で食べても間違いのないおいしさでした。全体的に甘さ控えめなので、黒蜜をあんことアイスクリームが混ざっても、しつこさはありません。
最後まで飽きずに食べることができる、絶品クリーム白玉栗あんみつでした。
レトロなプリン
小苦樂カフェの看板メニュー、ケーキのように三角にカットされた「レトロなプリン」(650円)。
硬めの歯ごたえが特徴のプリンは、人気のあまり午後には売り切れてしまうこともあるとか。
光沢感があってつやつやのプリンには、たっぷりのカラメルソースと、甘さ控えめの生クリームが添えられています。
プリンだけ食べたり、ほろ苦いカラメルをたっぷり絡めて食べたり、生クリームを付けて食べたり、一度でいろいろなおいしさを味わえますよ。
弾力のある硬めのプリンは、スプーンを入れた瞬間からいつものプリンとの違いを感じることができます。
硬い…! ずっしりと重い…!! プルプルやわらかい食感ではなく、ツルリとした歯ごたえのある食感です。
あっさりした甘みで、卵感が強い濃厚な味わい。カラメルのほろ苦さとプリンの優しい甘さが口いっぱいに広がって、とってもおいしかったです。生クリームとも相性抜群で、パクパク食べ進めてしまいました。
プリンの底の焼き目の部分も、香ばしくておいしかったです。
小苦樂(こくら)のカフェ・甘味メニュー
小苦樂のカフェは、和の素材を使用した甘味が揃っています。とくに、手作りレトロプリンはお店の名物メニューになっています。(価格は税別)
飲み物メニュー
- ハンドドリップコーヒー 500円
- アイスコーヒー 550円
- 抹茶(お菓子付き) 650円
- 抹茶フロート 700円
- 昆布抹茶 450円
- キリン一番搾り(小瓶) 650円
- ノンアルコールビール 550円
甘味メニュー
- あんみつ 700円
- クリーム白玉栗あんみつ 900円
- 豆かん 600円
- 抹茶白玉ぜんざい 800円
- レトロなプリン 650円
- 小苦樂アイスクリーム 400円
季節限定甘味メニュー
小苦樂では季節限定のメニューも取り揃えています。お店に訪れるたびに、新しい季節の甘味に出会えますよ。(以下は一例です。現在の甘味メニューはお店でご確認ください。)
- 生食パンの餡バタートースト 700円
- 米粉のプリンクレープ 1,200円
- 宇治金時かき氷(昆布梅茶付き) 1,200円
- 白玉栗ぜんざい「ふぢやま」 850円
- ほうじ茶と甘栗のパルフェ 950円
- さつまいもプリン 650円
- 甘酒ココア 500円
- 抹茶フロート 700円
ドリンクセット +350円
メニューに+350円でドリンクセットにできます。(以下より選択)
- 抹茶
- コーヒー(温/冷)
- 梅昆布茶
小苦樂(こくら)のランチメニュー
ランチメニューは卵料理を中心とした、基本の定食メニュー。セットで飲み物やデザートを付けることができます。(価格は税別)
「極み」親子丼 1,000円
新鮮な奈良卵の黄身をトッピングした贅沢な親子丼。生卵トッピングなしは850円です。
出汁巻き定食 1,000円
新鮮な赤卵を3つ使った、ボリュームたっぷりの贅沢な出汁巻き定食。卵のふんわり感がたまりません。(大盛り+150円)
日替わり定食
焼き魚や丼物など、季節によって変わる日替わりメニュー。価格は時価によります。
メニュー例:鮭のみりん焼き、ご飯、味噌汁、小鉢
平日限定ランチセット +500円
平日 11:30~14:00限定。食事メニューに+500円で、プチデザートと飲み物が付きます。
- プチデザート(日替わり)
- 飲み物(抹茶、コーヒー 温/冷、梅昆布茶から選択)
ランチドリンクセット +350円
ランチメニューに+350円でドリンクセットにできます。(以下より選択)
- 抹茶
- コーヒー(温/冷)
- 梅昆布茶
ランチ一品小鉢・デザート
- 明太子 300円
- 冷奴 300円
- 南高梅 200円
- 味噌汁 200円
- プチあんみつ 400円
小苦樂(こくら)のバイト・求人情報
小苦樂(こくら)では随時スタッフの募集を行っています。公式サイトやInstagramに求人情報が出ているので、興味のある方はチェックしてみてください。
小苦樂のような古民家カフェでアルバイトできたら素敵ですよね。
小苦樂(こくら)の口コミ・評判
目白の小苦樂(こくら)のSNSでの口コミ・評判をご紹介します。古民家の落ち着ける雰囲気と、おいしい料理を絶賛する声が多かったです。一度訪れると、小苦樂の魅力に心を奪われる人が後を絶ちません。
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小苦樂(こくら)で日本の伝統文化と味を感じてみよう
目白の路地裏で、日本の伝統文化を守り、後世に繋げていこうとしている小苦樂(こくら)。
慌ただしい日常を忘れ、日本文化を感じながらゆったりと落ち着ける小苦樂の料理と甘味は、どれも上品で繊細な味わいですよ。
ほっと一息つきたいときは、小苦樂に行ってみてはいかがでしょうか。
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