全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦は10月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで19周の決勝レースが行われ、1コーナーの攻防を制した阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が2勝目を飾った。2位は宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)、3位は名取鉄平(TODA FIGHTEX)となった。
10月15日に走行が始まったスーパーフォーミュラ・ライツ第3ラウンドは、いよいよ第7戦/第8戦の決勝日となる10月18日を迎えた。前日は雨が絡む天候だったSUGOだが、この日は朝から秋晴れ。気温は低いものの、ドライコンディションで迎えた。
10月17日に行われた公式予選のセカンドベストで決まったグリッドは阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)がポールポジション、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が2番手と並んだが、前日スタートで先行された阪口が、この日は2番手スタートの宮田を激しく牽制。1コーナーでトップを死守した。
一方、その後方ではスタートで4番手スタートの名取鉄平(TODA FIGHTEX)が3番手スタートの小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)をかわし、3番手へ。2周目、名取と小高、そして5番手につけた河野駿佑(RS FINE K&N 320)の激しいバトルが展開されるが、馬の背で名取と小高がサイド・バイ・サイドに。わずかにはらんだ小高のインを突き、河野が4番手を奪ってみせた。
トップの2台は、1分12秒台のハイペースでの攻防を展開していったが、中盤以降阪口がジワジワとギャップを広げ、トップチェッカー。第5戦岡山に次ぐ2勝目を飾った。2位は宮田で、今回阪口にファステストラップも奪われる結果となった。
3位争いは終盤まで3台の争いが続いたが、名取がポジションを守り第1戦もてぎ以来の表彰台を獲得。河野と小高はチェッカーまで激しい争いが展開されたが、河野が順位を守り2戦連続の4位となった。5位は河野、6位争いは終盤まで入山翔(Albirex-RT)とDRAGON(TEAM DRAGON SFL)の激しい争いとなったが、入山が入賞圏内を守った。DRAGONは2戦連続の入賞とはならなかったものの、マスタークラス優勝を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第7戦SUGO 決勝結果
※編集部集計
Pos No Cls Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1 50
阪口晴南 Buzz Racing with B-MAX スピースA41 19 1 1’26.966
2 36
宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 2 1’28.523
3 2
名取鉄平 TODA FIGHTEX 戸田TR-F301 19 4 1’28.875
4 35
河野駿佑 RSFINE K&N 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 5 1’29.203
5 37
小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 3 1’28.811
6 5
入山翔 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 19 6 1’29.900
7 30 M DRAGON TEAM DRAGON SFL スピースA41 19 7 1’31.497
8 10 M 植田正幸 Rnsports320 スピースA41 19 8 1’32.351
9 51 M 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 19 11 1’37.410
10 52 M 畑享志 A-NeKT with B-MAX スピースA41 19 9 1’33.277
11 13 M 吉田基良 B-MAX ENGINEERING スピースA41 18 10 1’36.259
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX) 1’12.583 7/19