ジョナサン・レイ「今年もレースに参加したすべての人に感謝したい」/SBK第8戦レース1コメント

 10月17日、2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル)の決勝レース1がエストリル・サーキットで行われた。表彰台に上った3人のライダーと6度目の王者に輝いたジョナサン・レイ、そして日本の高橋巧が土曜日を振り返った。

■カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKジョナサン・レイ レース1:4位 チャンピオン獲得

2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル) レース1 ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)

「今は何も感じていない。振り返ることすらできない。今シーズンは素晴らしい旅だった。今年もレースに参加してくれたWorldSBK、ドルナ、すべてのサーキットとオーガナイザーに感謝したい。2020年シーズンは誰もが経験したことの真っ只中に、僕たちはなんとかレースをすることができた。僕はファンが恋しい。ここに家族や友人がいないことが、本当に寂しいよ」

「彼らは今ここにいることはできない。でも今シーズンをプッシュし続けたのは、彼ら全員とカワサキレーシングチームのためだった。僕たちは昨年のように遅れを取り始めたけど、決してあきらめなかった。それは地獄の旅だった。でもいま僕はとても幸せだ」

■パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームトプラク・ラズガットリオグル レース1:優勝

2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル)レース1で優勝 トプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチーム)

「今日は新しいセットアップを試したのでとても嬉しい。とても気分が良いね。僕にとって、予選ポールポジションは初めてだった。今日はとても良い日で、また優勝と表彰台に満足しているけど、明日はもう一度表彰台を狙いたいね」

■Aruba.it レーシング-ドゥカティチャズ・デイビス レース1:2位

2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル) レース1 チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)

「気分が良いね。スタートはひどいもので、早い段階で少し混沌としていたが、なんとか通り抜けることができた。チャンピオンシップの3位争いで、僕は(マイケル・)ファン・デル・マークをマークしていた。彼が転倒リタイアしたときプレッシャーが減って自分のレースをすることができた。それでギャレット(・ガーロフ)とジョニー(ジョナサン・レイ)をかわす方法を見つけることができた」

「僕は前を走るトプラク(・ラズガットリオグル)を見続けて、彼のラップが劇的に落ちることを望んでいたけど、彼は素晴らしいペースだったね。チャンピオンシップで3位につけたことにとても満足している。それが今週末の目標で今日成し遂げられるとは思わなかった。過去数週間のストレスの後で、目標を成し遂げてクリアな頭で明日のレースに挑むことはすばらしいことだ」

■GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームギャレット・ガーロフ レース1:3位

2020年SBK第8戦エストリル(ポルトガル) レース1 ギャレット・ガーロフ(GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチーム)

「僕は間違いなくジョニー(ジョナサン・レイ)に用心して走っていた、僕は彼に問題を引き起こしたくなかったからね。レースの初めに馬鹿げたミスをしてしまったので、正直イライラしていた。通常は一貫しているので明日のために間違いなくそれに取り組む必要がある。ヤマハクルー全員とGRTチームが再び表彰台に立つことができて本当にうれしい。ここ数レースは本当にクールで表彰台に上ることができて良いことだけど、初めてのレースほどよくはないね。さらによくするためにいくつかポジションを上げる必要がある」

■MIEレーシング・ホンダ・チーム高橋巧 レース1:14位
「今日は少し残念でした。予選ではいい流れがあり、正直もう少しいいフィーリングがつかめると思っていました。でもレース序盤はかなり苦戦しました。何度かフロントが流れることがありました。10周目くらいからフィーリングがよくなり始め、リズムも安定してきました。明日がどうなるか様子をみたいと思いますが、もっといいパフォーマンスができると思います」

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