図書館と子育て拠点が同時オープン 小田原駅近くの「ミナカ小田原」

高い書架に免震構造を施した小田原駅東口図書館。突き当たりは「お城の見えるテラス」=ミナカ小田原

 小田原駅に近接する広域交流施設「ミナカ小田原」6階に小田原市が整備した市立小田原駅東口図書館と、おだぴよ子育て支援センターが19日、オープンした。開館セレモニーで守屋輝彦市長は「両施設が新たな小田原の顔として親しまれ、中心市街地に新たな人の流れが生まれることを確信している」と期待を寄せた。

 12月に予定しているミナカ小田原のグランドオープンに先行しての開館。両施設は有隣堂と小田原短大でつくる「ゆうりん・おだたんグループ」が管理・運営する。図書館は約1330平方メートルのフロアに企画展示や市の情報発信を行う「おだわら情報コーナー」や中高生用のティーンズコーナー、子どもがはだしで過ごせる「おはなし広場」などを設置。蔵書数は約4万3千冊で、8万冊の収容能力がある。

 「お城の見えるテラス」では、軽い飲食をしながら小田原城や眼下を走る東海道線などを一望できる。予約した本をセルフで貸し出しできる設備も用意した。

 子育て支援センターは約230平方メートル。子育てひろばや授乳室、児童用トイレなどを備える。図書館とは「おはなし広場」でつながっており、連携したイベントも開催できる。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、図書館は25日まで、子育て支援センターは当面の間、入館は人数制限した事前予約制としている。問い合わせは、図書館電話0465(20)5577、子育て支援センター電話0465(20)5155。

© 株式会社神奈川新聞社