ワールドシリーズ明日21日開幕 ドジャースはカーショウに初戦託す

アメリカン・リーグ王者のレイズとナショナル・リーグ王者のドジャースが対戦するワールドシリーズは明日、日本時間10月21日に開幕する。試合はすべて中立地アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われるが、リーグ優勝決定シリーズとは異なり、例年通りの「2-3-2」のフォーマットでの開催となる。レイズが勝てば1998年の球団創設以来初めてのワールドシリーズ制覇。一方、ドジャースが勝てば1988年以来32年ぶりの世界一となる。

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ワールドシリーズの初戦にクレイトン・カーショウ、第3戦にウォーカー・ビューラーを先発させることをすでに発表している。先発要員であるダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、フリオ・ウリアスの3人がいずれもリーグ優勝決定シリーズ第7戦に登板したため、第2戦の先発はまだ発表されていない。

初戦を託されたカーショウは、レイズについて「彼らは素晴らしいチームだ」とコメント。「彼らの投手力についてはたくさん語られているけど、打線にも素晴らしいタレントがたくさんいる。ミスをすればその代償を支払うことになる。(ランディ・)アロサレーナは本当によくバットが振れているよ」とリーグ優勝決定シリーズMVPに輝いた25歳の新人外野手を要注意の存在として挙げた。

一方、レイズのケビン・キャッシュ監督は、初戦にタイラー・グラスナウ、第2戦にブレイク・スネルを先発させることを発表した。順当にいけば第3戦にはリーグ優勝決定シリーズ第7戦から中5日でチャーリー・モートンが先発する可能性が高く、モートンが再び「勝てば優勝、負ければ敗退」のシリーズ第7戦に登板するシーンが見られるかもしれない。

なお、メジャーリーグ公式サイトで両軍のポジション別戦力比較を行ったマイク・ペトリエロは「投手力ではレイズに分があるものの、攻撃力ではドジャースが優位。投手力の差は攻撃力の差ほど大きくない」として「4勝3敗でドジャースが世界一」と予想している。

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