河内駅 かつては魔の場所と呼ばれました【木造駅舎巡礼02】山陽本線27/37

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陽本線河内駅。横に長い駅舎はコンデジの広角に収まりません。駅前道路からではカメラも下げきれないのです。

糸崎駅から25分。10時17分に河内駅に着きました。右の3番線に筆者が降りた下り岩国行。奥が神戸駅方面になります。今夜の宿営地は三原なので撮影後に戻ります。青春18きっぷならではのルート設定です。

※2020年8月撮影

島式ホーム2番線側から門司駅方面。この跨線橋がまた古くて良いのです。

※2020年8月撮影

跨線橋基礎部分には「1960-3 廣鉄工業KK」と入っています。1960年(昭和35年)に作られたとすると築60年です。

※2020年8月撮影

下り島式ホームから上り線ホームの駅舎。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

河内駅は、1894年(明治27年)山陽鉄道の駅として開業。1906年(明治39年)国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で山陽本線の所属駅になりました。1987年(昭和62年)みどりの窓口営業開始。1997年(平成9年)業務委託駅になります。2004年(平成16年)みどりの窓口営業時間変更、窓口閉鎖時間導入。2007年(平成19年)ICカード(ICOCA)簡易型自動改札機設置。2018年(平成30年)みどりの窓口営業終了、無人駅になりました。

跨線橋に上がります。荷物を担いで跨線橋往復運動です。(泣)古レールで組み上げた味わいが個人的に好きです。

※2020年8月撮影

跨線橋から門司駅方面。右の単式上りホームと左の下り島式ホームの間に中線があります。

※2020年8月撮影

神戸駅方面。木造駅舎が見えます。長い瓦屋根が特徴でしょうか。この先、山陽本線が駅に向けて分岐する場所にある椋梨川鉄橋で単線時代に3度も脱線転覆事故が起こったことで「魔の場所」と呼ばれたそうです。

※2020年8月撮影

上りホームから跨線橋。良いですねぇ。

※2020年8月撮影

跨線橋に「JRを利用してシティ電車の延長を!」という看板。JR西日本広島支社が2002年(平成14年)ダイヤ改正からスタートした「広島シティネットワーク」の範囲が2つ先の白市駅までなので、その延長を、と言うことでしょう。糸崎駅で見たJR西日本227系電車に「広島シティネットワーク」ロゴマークが付けられていましたね。

※2020年8月撮影

上り1番線の駅舎改札口。

※2020年8月撮影

簡易自動改札機があります。

※2020年8月撮影

これは外観撮影後のカットなので時刻が10時半になっています。2018年(平成30年)に営業終了したみどりの窓口のサインボードが残っています。

※2020年8月撮影

では河内駅をゆっくり眺めます。

【木造駅舎巡礼02】山陽本線28 に続きます。

(写真・文章/住田至朗)

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