長崎県内貿易 19.5億円赤字 長崎税関 輸出入ともに減

 長崎税関が20日発表した9月の県内貿易統計は、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支がマイナス19億5600万円で、2カ月ぶりに赤字となった。輸出、輸入ともに前年と比べ大幅に減少した。
 輸出額は前年同月比75.6%減の72億6700万円と3カ月連続で前年を割り込んだ。このうち全体の約8割を占める船舶類は、新造船が3隻から2隻に減り、単価も下回ったことから、同79.4%減の57億4300万円に落ち込んだ。これに次ぐ一般機械も同20.5%減の8億8700万円にとどまった。
 輸入額は同23.6%減の92億2400万円と6カ月連続のマイナス。このうち全体の7割以上を占める鉱物性燃料は、オーストラリアなどの石炭の価格下落が響き、同31.9%減の70億2600万円だった。
 長崎港単独では輸出額13億6700万円、輸入額23億1900万円で収支は2カ月ぶりの赤字だった。


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