新型コロナ感染再拡大の影響でPCR検査が困難に。ニュルブルクリンク耐久シリーズ第6戦が中止

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 ドイツ周辺での新型コロナウイルス感染症例の増加に関連する要因により、10月24日に予定されていたNLSニュルブルクリンク耐久シリーズの第6ラウンドがキャンセルされることになった。

 NLSを運営するVLNオーガニゼーションの幹部は、予定されていた「DMVミュンスターラント・カップ・エンデューロ」4時間レースは、急激に症例が増加しているなか、チームおよびイベントスタッフが事前のPCR検査を受けることが難しい状況となり、イベント開催ができなくなったと説明している。

 (パドック外の)ノルドシュライフェ周辺に配置されるマーシャルを除き、感染率が10万人あたり30人を超える地域からやって来る関係者は、ニュルブルクリンクに到着する48時間前に検査の陰性証明を提出する必要がある。

 しかし、VLN VVのマネージング・ダイレクターであるクリスティアン・シュテファニは、最近の陽性例の急増によって特定の地域においては検査の需要が高まっており、チームおよびイベントスタッフが検査の義務を果たせなくなった、と述べている。

「ロジスティック上の理由だけでも、木曜と金曜のイベントの直前に、すべての参加者に対する大量の検査をすることは、明らかに不可能だった。土曜にサーキット入りする人もいる」とシュテファニは語った。

「我々は、予備(事前)検査を受けられなかった人々に対して、緊急時に現場(サーキット)での検査を実施できるよう、研究所に依頼していた」

「その合意がなされたとき、感染率が30を超える市や郡はごくわずかだった」

「だだ、状況はここ数日で劇的に変化した」

 VLN eV & Coのマネージング・ダイレクターであるラファル・ゲラルド・シュリューターは、さらに付け加える。

「特定の地域では、症状がある人、あるいは特定の専門家(医師・看護師・高齢の在宅職員・教員など)にのみ、検査を実施するようにと通達が出されている」

「そのため、(レースの)参加者やオーガナイザーなど関係者全員が陰性証明を提出することは不可能であると知らされた」

「検査数が継続的に増加している結果として、一部の検査機関は過負荷の状態となっており、48時間以内に検査結果が提供されることが保証できない」

「ニュルブルクリンクの現場のみで全員に必要な検査を実施することは、ロジスティック的に難しいことだった」

 シュリューターはまた、VLNオーガニゼーションは症例数が再び増加するなかで、人と人との接触を制限するようドイツ政府が要請していることにも注目していると説明した。

 6月に2020年シーズンを開始したNLSは、11月の7〜8日にふたつの4時間レースを行なうシーズンフィナーレとなるイベントを開催予定だが、シュリューターはこのイベントもまた調整される可能性があると示唆している。