“密”回避の新キャンプ場誕生 長柄リソルの森 週末、期間限定で 利用減の陸上トラック転用 

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陸上トラック内の芝生を生かし、期間限定で開設したキャンプ場=長柄町のリソルの森

 長柄町上野の体験型リゾート施設「リソルの森」に今月、陸上トラック中央の芝生を生かした新キャンプ場が期間限定で開業した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で陸上選手らの合宿利用が激減したため、“密”を避けられるレジャーとして需要が高まるアウトドア施設に転用した。来年1月3日までの金-日曜日と祝日に営業している。

 リソルの森には、スポーツ施設「メディカルトレーニングセンター」に併設する1周400メートルのトラックがあり、日本代表の陸上選手や大学生が練習合宿などに使っていたが、新型コロナ禍で利用が激減した。

 施設も一時休業したが、トラック中央の芝生の管理は継続。誰も使わない青々としたきれいな芝生を前に、プログラム担当部長の辻英明さん(46)らは「全く使わないのはもったいない。何かできないか」と考え、キャンプ場への転用に踏み切った。

 トラックの内外にテントを設営できる28区画(宿泊用20、日帰り用8)を設置。宿泊用は100平方メートル、140平方メートル、150平方メートルの三つの広さがあり、自分の車でトラックのレーンなどを通って乗り入れが可能だ。

 利用年齢は18歳以上(同伴者に子どもがいる場合は小学生以上)で、数あるキャンプ場の中でも大人向けにして差別化。宿泊客は、トレーニングセンター内のサウナ付き温浴施設を追加料金無しで利用できる。

 10月中旬、横浜市都筑区から家族ら5人で訪れた臼井徳夫さん(46)は、キャンプ歴20年以上のベテラン。「今はキャンプ客がびっくりするぐらい増え、どこの施設も予約が取りにくい。千葉のキャンプ場を狙い、新しくて風呂があったのでここに決めた。とても快適」と笑顔を見せた。

 リソルの森には、アスレチック施設「ターザニア」やテニスコートがあり、辻さんは「スポーツもできてスパもある。1日中、楽しんでほしい」と呼び掛けた。11月以降は、日帰り用の区画数を縮小し、宿泊用を増やして需要に応えるという。

 料金は宿泊1区画1万円から。テントや食材、調理器具は利用者が持参するが、1日2組限定で必要な道具を貸し出すプランも用意した。日帰り利用は木曜定休で1区画6千円から。新型コロナ感染防止のため、1区画の利用人数は最大5人とした。

 リソルの森では今年7月、ぜいたくなキャンプ「グランピング」のエリアも、本格的に改装オープン。新型コロナ感染防止で屋外レジャーが人気を集めていることもあり、キャンプシーズンの夏に加え今年は秋も平日を含めた利用が好調という。

 問い合わせはリソルの森(電話)0475(35)3333。

陸上選手の利用が激減したため、きれいに残された芝生