ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの新ドキュメンタリー映画がApple TV+で来年配信

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Photo: Michael Ochs Archives/Getty Images

アカデミー賞ノミネート歴を誇る映画監督のトッド・ヘインズ(Todd Haynes)が、60年代を代表する前衛バンド、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)の実像に迫る新たなドキュメンタリー映画がApple TV+で2021年に配信されることが発表された。

『The Velvet Underground』というシンプルなタイトルが付けられた同ドキュメンタリーには、バンドのパフォーマンスやレコーディング映像に加え、アンディ・ウォーホルのフィルムなど、これまで未発表のままだった秘蔵映像が収められている。

プレスリリースによると、過去にも『アイム・ノット・ゼア』『ベルベット・ゴールドマイン』といった音楽を題材にした映画作品を手掛けてきたトッド・ヘインズが、今作ではルー・リード率いるザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが、いかにして、彼らの時代に生きながらも時代を超越し、文学的でありながら写実的でもあり、さらにはハイアート(高級芸術)とストリート・カルチャーの両方に根差した、という“様々な矛盾を象徴する文化的な試金石になったのかについて掘り下げている。

同ドキュメンタリーは、彼らが活動していた時代のキー・パーソンたちへのインタビューをはじめ、未公開パフォーマンスやレコーディング、実験的アート映像に加え、短期間ながらスタジオ“ファクトリー(The Factory)”のハウスバンドだった彼らのマネージメントを務め、ドイツ人シンガーのニコと彼らを引き合わせたアンディ・ウォーホルによるフィルムなどを通して、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの物語を描いていく。

ルー・リードに加え、ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、モーリン・アン・”モー”・タッカーが参加していたザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、活動期間中に商業的な成功を収めることはなかったが、その後の数十年間でシーンに台頭するパンクやニューウェーブの先駆けとして彼らの影響力は何世代にもわたっており、現在では史上最も重要なロック・バンドの1つと見做されるようになった。

数は多くはないものの力強い彼らのカタログ作品には、『The Velvet Underground & Nico』(1967年)、『White Light/White Heat』(1968年)、『The Velvet Underground』 (1969年)、『Loaded』(1970年)などの有名タイトルも含まれている。

ドキュメンタリー映画『The Velvet Underground』のApple TV+での配信日はまだ確定していないが、同プラットフォームでは、高い評価を獲得しているスパイク・ジョーンズ監督によるビースティ・ボーイズのドキュメンタリー映画『Beastie Boys Story – ビースティ・ボーイズ・ストーリー』のリリースに続き、2021年に向けて多数の音楽関連コンテンツの配信を予定している。

今後配信予定のタイトルには、ブルース・スプリングスティーンの『Letter to You』、マライア・キャリーの『Magical Christmas Special』、そして待望のビリー・アイリッシュのドキュメンタリー映画『Billie Eilish: The World’s a Little Blurry』などがある。

Written By Sophie Smith