犬が好き=I like dogじゃない!複数形「S」のつけ忘れに気をつけよう

毎週水・金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーションとのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。金曜日は、今話題のニュースに関する英語表現をご紹介します♪

犬が好き=I like dogじゃない!複数形「S」のつけ忘れに気をつけよう

「犬が好きなんだ。」と英語で伝えたいとき、皆さんはどう表現しますか?

I like dogs.(=犬が好きです)

と言えば、正解です。でも、複数形の ”s” をつけずに ”I like dog.” と言ったことはないでしょうか…?実はこの表現、”s” をつけ忘れてしまうと、次のようなとんでもない意味になってしまうのです!

I like dog.(=犬の肉が好きです)

例)
Bさん: Tell me something you like.(=あなたの好きなものを教えて)
Aさん: I like dog!(=私、犬の肉が好きなの!)
Bさん: You like dog? How do you like it, soup, steak, or in some other recipe?(=犬を食べるのが好きなの?ステーキやスープなど、どのようにして食べるのが好きなの?)

上の例では、本当はAさんは「犬が好き」と言いたかったはず。でも ”s” をつけ忘れたことにより「犬の肉が好き」という意味になってしまいました。

sをつけず ”dog” と言ってしまうと、動物の犬のことではなく食用の肉という意味になるのです。

もちろん、普通は犬は食べないので、「間違えてしまったのだな」と思ってくれるネイティブも多いと思います。しかし、アジア圏では一部で犬を食べる習慣がある地域もあるといわれていますよね。初対面のネイティブなら「犬を食べる地域の人かも」と勘違いしてしまう可能性もあります。

これは犬だけでなく ”cats”(猫)や ”birds”(鳥)など動物全般に言えることです。動物が好きであることを伝えたい時は必ず ”s” をつけて、複数形にするのを忘れないようにしましょう!

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