心肺停止の男性救助 第1発見者に感謝状 長崎県諫早消防署

人命救助で表彰された三浦さん(前列中央)=諫早消防署

 長崎県諫早消防署(冨岡正英署長)は22日、ランニング中に心肺停止になった男性の救助に貢献したとして、諫早市の会社員、三浦雅之さん(42)に感謝状を贈った。
 三浦さんは9月26日、同市の県立総合運動公園周回コースでランニング中、前方を走っていた男性が突然、倒れたのを発見。携帯電話を持っていなかったため、周囲に119番通報を依頼。近くにいた医師や看護師らが救命措置を施し、男性は一命を取り留めた。
 同消防署は今月10日、医師ら5人に感謝状を贈ったが、第1発見者の三浦さんだけ身元が分からず、情報を募っていた。その後、本紙報道を通じて、三浦さんが同消防署に連絡。三浦さんは「『救急車を呼んで』と叫んだ後、多くの人が一生懸命、動いてくれた。助かってよかった」と話した。

 


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