兵庫県の芸術文化観光専門職大学、設置を認める答申

兵庫県は豊岡市山王町で開学を計画している芸術文化観光専門職大学(仮称)について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会が設置を認めるよう萩生田光一文部科学相に答申したことを明らかにした。2021年4月に開学する見込み。

兵庫県によると、芸術文化観光専門職大学は観光事業プランナーや文化施設アートマネージャーなど観光ビジネスや文化芸術分野で活躍する人材を養成する県立大学で、芸術文化・観光学部に芸術文化・観光学科を置く計画。入学定員は80人を予定している。学長候補者には、劇作家、演出家で、東京藝術大学アートイノベーションセンター特任教授、四国学院大学学長特別補佐などを務める豊岡市在住の平田オリザさんを選んでいる。

答申に合わせ、これまで国際観光芸術専門職大学としていた名称を芸術文化観光専門職大学に切り替えた。兵庫県は「芸術文化」と「観光」という文言を大学名に記す方が多くの人に学修内容を理解してもらいやすいためとしている。

兵庫県は2019年10月に大学設置の認可を文科省に申請した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大学審査のスケジュールが2カ月ほど遅れていたが、萩生田文科相が近く、設置の認可をする見通し。兵庫県の井戸敏三知事は「芸術文化と観光の両方の視点から地域の活力を創出する専門人材を創出したい」とのコメントを発表した。

参考:

【芸術文化観光専門職大学(仮称)】芸術文化観光専門職大学(仮称)の設置に係る大学設置・学校法人審議会の答申について

【兵庫県】芸術文化観光専門職大学の設置に係る大学設置・学校法人審議会の答申に関する知事コメント

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