アロサレーナとカーショウ WS第5戦で2つのPS新記録が誕生

レイズとドジャースによるワールドシリーズ第5戦で2つのポストシーズン新記録が誕生した。レイズのランディ・アロサレーナは3回裏の第2打席でレフトへのタイムリーを放ち、単一ポストシーズンでの最多安打記録を更新。一方、ドジャースのクレイトン・カーショウは5回裏先頭のケビン・キアマイアーから空振り三振を奪い、ポストシーズンの通算奪三振記録を塗り替えた。

すでにデレク・ジーター(1996年ヤンキース)による単一ポストシーズンでの新人最多安打記録を更新しているアロサレーナは、前日の第4戦で3安打を放つ活躍。パブロ・サンドバル(2014年ジャイアンツ)による単一ポストシーズンでの最多安打記録(26安打)に並んでいた。

カーショウに対して1回裏無死一塁の第1打席では6-4-3の併殺打に倒れたものの、3回裏一死三塁のチャンスで迎えた第2打席では高めに浮いたカーブを捉え、三遊間を破ってレフト前へ抜けるタイムリー。これが今回のポストシーズンで27本目の安打となり、メジャー新記録を樹立した。

そのカーショウは、前回登板(ワールドシリーズ第1戦)で史上2人目のポストシーズン通算200奪三振を達成。ジャスティン・バーランダーが持つポストシーズンの通算奪三振記録(205奪三振)に並ぶまであと4、更新するまであと5に迫っていた。

2回裏に1つ、3回裏に2つの三振を奪ったカーショウは、4回裏一死一・三塁のピンチでウィリー・アダメスを空振り三振に仕留め、まずはメジャータイ記録。そして、5回裏先頭のキアマイアーから空振り三振を奪い、これがポストシーズン通算206個目の三振となってメジャー新記録が誕生した。

なお、試合は5回を終了して4対2でドジャースがレイズをリードしている。

© MLB Advanced Media, LP.