新型コロナ感染症を巡り、神奈川県内では26日、横浜市の80代男性と川崎市の70代男性が死亡し、新たに22人の感染が確認された。うち8人が感染経路不明という。
川崎市によると、亡くなった80代男性は9月25日にせきの症状が出て、救急搬送された同市内の病院で10月2日に陽性と判明した。70代男性は9月15日にせきや発熱などがあり、翌16日に陽性と判明。自宅で療養後、入院していた。
相模原市では、クラスター(感染者集団)が確認されている「ふじの温泉病院」(同市緑区)で入院患者14人の陽性が新たに判明。同病院の感染者は計54人となった。
一方、横浜市は同日、24日の感染者数を1減の28人に訂正した。抗原検査で陽性だった80代女性が、その後のPCR検査などで感染の疑いが低いと分かり、医療機関が発生届けを取り下げた。
また横須賀市でも、23日に感染を公表した70代女性について、再検査で陰性と判明したため市内の医療機関が発生届を取り下げた、と発表。同日の感染者数は0人になった。