護衛艦きりさめ 中東派遣から帰港 長崎県佐世保に

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佐世保に帰港した護衛艦「きりさめ」=佐世保市、倉島岸壁

 海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」(白石豪艦長ら約200人乗艦)が26日、中東海域での情報収集活動を終え、約5カ月ぶりに母港の長崎県佐世保に帰港した。昨年末の閣議決定に基づく第2次隊として派遣され、現地で延べ約1万6千隻の船舶の動向を確認した。
 中東派遣は、日本関係船舶の安全確保が目的。きりさめは、国会承認が不要な防衛省設置法の「調査・研究」に基づき5月に佐世保を出港。第1次隊の護衛艦「たかなみ」と交代し、6月9日から10月6日までオマーン湾やアラビア海北部で任務に当たった。新型コロナウイルス感染防止のため、現地での上陸は控えた。
 第3次隊の護衛艦「むらさめ」で乗組員1人の感染が判明し派遣がずれ込んだため、きりさめは予定より約2週間帰国が遅れた。
 佐世保市干尽町の倉島岸壁で行われた帰国行事で出口佳努(かつと)・佐世保地方総監は「立派に任務を完遂した諸君を誇りに思う」との岸信夫防衛相の訓示を代読。指揮官を務めた横田和司・第8護衛隊司令は報道陣に「安定した海上交通のために資する任務は達成できた」と強調した。
 白石艦長は、乗組員らの上陸が制限される中、「乗員のストレス管理に気をつけた。業務のオンオフをはっきりさせ、生活のリズムを整えられるように対応した」と述べた。