布で世界観を表現 2人の女性作家 町田で展覧会

町田パリオで開かれている「赫きの記憶」

 布を題材に2人の女性作家が独自の世界観を表現する展覧会「赫(かがや)きの記憶」が11月1日まで、東京都町田市森野の町田パリオで開かれている。

 現代美術家の黒岩まゆさんは、相模原市緑区の「ふじのアートヴィレッジ」を拠点に活動。数多くの展示会を行い、絵本作家としても活動している。キルト作家のつるた聰子さんは、東京都町田市在住。幕末から昭和初期の布を丹念にはぎ合わせて生み出した創作活動を展開している。2019年のキルト日本展でコンテンポラリー部門銀賞を受賞した。

 黒岩さん、つるたさんはともに布を題材に創作に取り組んでいることから知り合った。会場には、色彩豊かで幻想的な作品約50点が展示されている。

 会場を訪れた川崎市の女性は「いろいろな素材の組み合わせが面白く、作品にパワーを感じる」と話した。入場料は500円。展示は午前11時~午後5時(金曜は午後8時まで)。問い合わせは、町田パリオ管理事務所電話042(725)3710。

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