横浜の女性起業家、大型商業施設に出店 雑貨など販売

カラフルなキャンドルをテーブルに並べ販売する出店者=横浜市西区

 横浜市内で活躍する女性起業家をサポートする「輝く女性起業家プロモーションウィークス」が、商業施設マークイズみなとみらい(同市西区)で始まった。市内の百貨店など6店舗と連携した企画で来年2月まで、アクセサリーや雑貨などを扱う15店が各店舗を巡る。

 ドライフラワーを使った「ハーバリウム」(植物標本)のほか、岐阜県の伝統工芸「美濃焼」をアクセントにしたアクセサリー、ウサギなどをモチーフにしたキャンドル店が出店。ものづくりを体験できるワークショップも併設する。

 市は2016年から、女性の起業家を支援する「横浜女性起業家コレクション」を実施。ユニークな商品やサービスを紹介してきた。コロナ禍の今年はウェブで取り組みを公開。サイトを見た百貨店から声が掛かった事業主は、実店舗で販売経験を積める「プロモーションウィークス」に出店。販路開拓のノウハウやディスプレー法などを学ぶことができるという。

 市担当者は「お客さんには、特別な逸品を探す場に。事業主には、横のつながりをつくる場として活用してほしい」としている。マークイズでの開催は28日まで。29日からは「京急百貨店」(同市港南区)に会場を移す。

© 株式会社神奈川新聞社