3年ぶりVのソフトバンク、残り9試合も全力 工藤監督「変な試合はできない」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

「これなら勝てるぞと思わせるのも良くないので、締めるところ締めていかないと」

3年ぶりにリーグ優勝を奪還したソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームで2位のロッテと対戦する。優勝から一夜明け、工藤公康監督は「重要ですし、ファンの皆さんも球場に足を運んで見てくださいますので、変な試合はできません」と語り、残る9試合全てで全力を尽くすことを誓った。

前夜の試合で3年ぶりのリーグ優勝を決めたソフトバンク。試合後も、祝勝会やテレビの特番出演などをこなした工藤監督は「喜びの実感というよりホッとしているのが強いのかなと思います。(昨晩は)寝付けませんでしたね。興奮というよりは、ちょっとボーッとしてました」と、安堵の心境を改めて語った。

リーグ優勝を決め、ここからはクライマックスシリーズに向けた戦いが始まる。対戦が残るのはロッテと5試合、西武と4試合と、CSで対戦する2位を争う2チームなだけに、指揮官は「変な試合をしてしまうのも良くない。これなら勝てるぞと思わせるのも良くないので、締めるところ締めていかないと、その次に影響があるのかなと思います」と気持ちを引き締める。

選手のコンディション面には配慮しつつも、残り試合もベストメンバーで戦うとする工藤監督。リーグ優勝を決めても、ソフトバンクはファンのため、CSのために全力で残るシーズンを戦っていく。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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