博多大吉 『アメトーーク!』の編集技術のすごさ語る「録り直した僕でも気づかない」

28日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉が、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の編集技術のすごさについて語った。

番組では、大吉が、改めて『アメトーーク!』がすごいなと思った話として、23日に放送された「嵐大好きおじさん」の企画での出来事を語った。

番組の収録で、大吉は嵐の東京ドームコンサートのすごさを語る場面で、「『アリーナはムービングステージ、2階席にはトロッコみたいなのに乗って、3階席には気球で行ったんです』って言ったんですね」と、どの席の観客であっても必ずメンバーが近くに来てくれると説明したそうだ。

そのとき大吉はアリーナにおり、アリーナからみるとスタンドは2階席に見えた。嵐のすごさもスタンドを2階席と言った方が伝わりやすいと思いそういう説明にしたとのこと。

しかし、放送直前に番組スタッフから再収録の話が来たそうで大吉は「で、放送する週の頭くらいですよ。急に、『アメトーーク!』のスケジュール、オンリー録りって入ってて、声だけ録る仕事で」と説明。実はステージの説明が間違っていたらしく、番組スタッフからは「スタンドが1階席で、その上は2階席。そう言ってもらわないと困る」と説明を受け、「『1階席は~』と『2階席は~』の声だけくださいって言われたんですよ(笑)」と明かした。

大吉は「普通の番組なら、僕のしゃべっているところ切るか、でっかいテロップ入れたりとか、ナレーションで処理するとかなんぼでもあったと思うんですけど」とコメント。しかし、『アメトーーク!』スタッフのこだわり並々ならぬものだったようで「NHKの『あさイチ』の楽屋までわざわざ音声さんがきて」と他局の楽屋にまで訪れて、入念に音声を収録していったと語った。

なお、オンエア時の音声について大吉は「録り直した僕でも気づかない。すごい!」と話し、「我々は嵐大好きおじさんであると共に、『アメトーーク!』さんに頭あがらない芸人ですよ。ほんとすげえよ、あの番組」と絶賛したのだった。

© 株式会社ジェイプレス社